こんにちは。としきです。
以下が経歴です。
- Yahoo! JAPANで8年勤務
- 職種はWebマーケティングで管理職
- いまは独立して個人で生活
- HSP
この疑問にお答えします。
今回はタイプ別に見る「HSPが向いている営業」と「向いていない営業」を紹介します。
5分程度で読めると思うので参考にしてください。
この記事のまとめ
<HSPに向いている営業>
- ルート営業
- コンサルティング営業
<HSPに向いていない営業>
- 新規開拓
- 飛び込み営業
HSPは営業に向かない?【タイプによっては向いている営業もある】
例えばルート営業。
ルート営業は決まったお客さんを中心に回る営業です。
同じお客さんをフォローし続ける営業でこれはHSPに向いていますね。
コンサルティング営業と言われるようなお客さんの悩みを引き出して解決する営業も、HSPの気質が生かせます。
一方で、新しくお客さんを獲得し続けなければならない営業や、飛び込み営業はやはりHSPにはストレスに感じる場面が多いでしょう。
今回はここを深掘りします。
HSPに向いている営業
まずはHSPに向いている営業です。
この2つでしたね。
- ルート営業
- コンサルティング営業
ルート営業
ルート営業とは、すでに取引のある決まったお客さんを相手にする営業です。
新しいお客さんを獲得したり、飛び込み営業したりはしません。
ルート営業のポイント
- すでに取引のあるお客さん相手の営業
- こまめなフォローとニーズの把握が重要
- お客さんとの信頼関係が鍵
長い付き合いのお客さんを定期的にフォローしつつ、課題を引き出して適切な提案をすることが求められます。
HSPに向いている点
このルート営業にHSPが向いている点は以下です。
- HSPの共感力が生かせる
- 固定のお客さんと長くじっくり向き合える
ルート営業で重要なのは「話す力」より「聞く力」です。
この「聞く力」については、HSPは高い能力を持っています。
- 相手の話を引き出す
- 相手の真意を汲み取る
こうしたHSPの長所が生きるのがルート営業だと言えます。
また、固定のお客さんとじっくり向き合うことができることも利点です。
不特定多数を関わるよりも、少数を深く理解することが得意なHSP向きの仕事だと言えます。
気をつけたい点
一方、やはり気をつけるべき点もあります。
- 合わないお客さんでも付き合い続けないといけない
- 無理難題を突きつけてくるお客さんもいる
お客さんが固定ということは、合わないお客さんでも付き合い続けないといけません。
そのお客さんは会社に売り上げをもたらす重要なお客さんだからです。
こうした立場を逆手にとってくるお客さんもいます。
こちらの立場が弱いことにつけ込んで無理難題を押し付けられることもあるので、こうしたストレスが発生する可能性があることは理解しておくとよいでしょう。
とはいえ、HSPの長所が生かせますし、不特定多数のお客さんに営業して悪口を言われて門前払いを食らう…という営業よりは向いている仕事と言えます。
コンサルティング営業
コンサルティング営業もHSPに向いています。
お客さんの話を聞き、課題をヒアリングしつつ解決策を見出す仕事です。
ITや保険、不動産業などで活躍できる仕事ですね。
コンサルティング営業のポイント
- お客さんの課題ありきの営業
- 自社製品の売り込みが目的ではない
- 課題の把握、問題の分析が重要
課題をヒアリングした結果、解決する手段が自社で実現できないとしてもOKです。
あくまで目的は自社製品の売り込みではなく、お客さんの課題の解決です。
HSPに向いている点
HSPがコンサルティング営業に向いている点はこちらです。
- HSPの共感力が生かせる
- HSPの分析力が生かせる
コンサルティング営業もルート営業と同様に共感力が必要です。
コンサルティングをするには相手の現状を把握し状況を正確に理解しなければならないからです。
コンサルティング営業にはHSPの分析力も生かせます。
HSPは「1を聞いて10がわかる」と言われるほど深い分析力を持っています。
HSPであれば相手の課題をしっかり分析できますし、相手がまだ気づいていない課題を察知することもできるでしょう。
気をつけたい点
こちらも気をつけるべき点を紹介します。
- お客さんが不特定多数の場合もある
- 自分の仕事の様子が同僚に見られることもある
保険や証券などの窓口、不動産の賃貸や売買の担当の場合、1日に対面するお客さんが大勢います。
不特定多数のお客さんと関わることが苦手な場合はストレスになり得ますので気をつけましょう。
また、こうした窓口業務だと自分の仕事ぶりやお客さんとの会話が同僚に聞かれることがあります。
誰かに見られていると力を発揮できないHSPの方もいますので、ここも気をつけた方がいいでしょう。
コンサルティング営業といってもこうした窓口以外にも、
- お客さんのご自宅に行く
- 相手先の会社に行く
こうした仕事もあります。
会社や扱う商品に気をつければ、仕事内容自体はHSPに向いているといえます。
HSPに向いていない営業
HSPに向いている営業を紹介してきましたが、やはり向いていないタイプの営業もあります。
- 新規開拓
- 飛び込み営業
HSPに向かない営業はこちらです。
1.新規開拓
世間一般に営業といえばこの新規開拓のイメージが強いかと思います。
お客さんを新たに獲得することが目的の営業です。
主な手法は次に紹介する飛び込み営業も含め
- DMやメール送信
- 展示会への出店
- 電話営業
などです。
これらがHSPに向かない理由はこれらです。
- 不特定多数のお客さんを相手にする
- 相手が求めていないものを売り込みにいくこともある
- 手数が勝負
先ほど紹介したとおりHSPは不特定多数のお客さんと関わるよりも少数のお客さんとじっくり深い関係を構築する方が向いています。
しかも新規開拓という性格上、その不特定多数のお客さんは自社製品にそもそも興味がない場合もあります。
それでもなんとか売らないといけないのが新規開拓の辛さです。
当然、買ってもらえる可能性は低いですよね。
だからこそ、どれだけ多くのお客さんと話せるかの手数が重要なんです。
その結果、激務になりやすいです。
こうした点はHSPに新規開拓が向かない理由と言えるでしょう。
2.飛び込み営業
新規開拓の手法の1つでもありますが、飛び込み営業はHSPにおすすめできません。
一般的な営業はメールや電話で事前にアポ(約束)をとりますが、飛び込み営業はこれをやりません。
突然、お客さんの会社に飛び込んでいき売り込みます。
この飛び込み営業がHSPに向かない理由は、先ほど紹介した「新規開拓」に加え以下です。
- 飛び込み時の相手会社の目
- 時にぞんざいに扱われること
当然、アポなしで飛び込んでいるので、受付やお客さんからは不審な目で見られます。
不審に思われながらなんとか受付の方とやりとりをして、担当者につないでもらったとしましょう。
その担当者も突然時間を奪われるのですから、あまりいい顔をして出てきてはくれません。
ぞんざいに扱われ、悪口を言われたうえ追い出されるなんてこともあります。
新規開拓のなかでも最もHSPに向かない仕事と言えるでしょう。
仕事に悩んだら【転職もあり】
ここまでHSPに向いている営業と向いていない営業を紹介してきました。
もし、いま向いていない営業として働いている場合は、転職を検討してもいいかもしれません。
正社員で転職するならこのあたりの転職サイトがおすすめです。
派遣社員ならこちらです。
まとめ
今回はHSPに向いている営業と向いていない営業を紹介しました。
以下、今回のまとめです。
HSPに向いている営業
- ルート営業
- コンサルティング営業
HSPに向いていない営業
- 新規開拓
- 飛び込み営業