仕事選びの考え方

自己分析の手順を紹介 | HSPが仕事や転職を考えるときのコツ

自己分析の手順を紹介 | HSPが仕事や転職を考えるときのコツ

こんにちは。としきです。

以下が経歴です。

  • Yahoo! JAPANで8年勤務
  • 職種はWebマーケティングで管理職
  • いまは独立して個人で生活
  • HSP

今回は「転職の際の自己分析」についてです。

HSPならここを押さえておきたいという項目もまとめたので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • 自己分析で考えるべき項目
  • 自己分析の考え方
  • HSP特有の気をつけるべきポイント

自己分析では何をまとめる?

自己分析の項目

自分を知ることは最も重要です。

転職活動をする上での最初のステップになるので、改めてしっかり自分を見つめ直しましょう。

一般的に自己分析は以下の観点を整理するとよいと言われています。

  • 転職理由
  • キャリアの棚卸し
  • 長所・短所
  • 好きなこと・嫌いなこと
  • 将来の理想像とそこへのステップ

では一つずつ見ていきましょう。

転職理由

転職理由

なぜ転職したいか、なぜ今の仕事ではダメなのかの整理です。

転職活動のスタートになる問いなのでしっかり整理しましょう。

面接のことを考えると本音と建前を両方整理することが重要です。

まずは本音を整理します。例えば以下のように整理したとします。

  • 上司や同僚と合わないから
  • プライベートの時間が取れないから
  • 会社の将来性を感じないから

ただし、これを面接で伝えるのはNGです。

いまの環境から逃げたいという印象を持たれてしまわないように、面接官に伝える際は前向きなフレーズに変換することを心がけてください。

先ほどの例でいうと以下のように言い換えると良いでしょう。

  • 上司や同僚と合わないから=環境を変えて挑戦したい
  • プライベートの時間が取れないから=成果主義で効率良い働き方をしたい
  • 会社の将来性を感じないから=伸びている業界でチャレンジしたい

転職理由=解決したい悩みを明確にしておくことで、転職後に「こんなはずじゃなかった」となることを防ぐことができます。

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いまの悩みは転職で解決できることですか?

例えばフリーランス転向独立も選択肢としてはありえます。

特に転職理由が人間関係なら気をつけましょう。

そもそも人と関わること自体を避けたい(もしくは極端に機会を減らしたい)場合は、転職ではなくフリーランスへの転向や独立などを視野に入れたほうがいいです。

一方で、人間関係を理由に転職したい場合でも以下のケースは転職で解決できる可能性があります。

  1. 特定の人が苦手な場合
  2. 苦手なタイプがはっきりしている場合
  3. いまの職種ならではの人間関係が苦痛な場合

もし特定の人が苦手な場合、転職でその人から離れることができれば解決です。

また、高圧的な人が苦手だったり、感情的な人が苦手だったりと、苦手なタイプや苦手な性格がはっきりしている場合も転職は有効な可能性があります

一般的に会社には似たタイプの人間が集まりやすいです。

エージェントや面接官を通して企業文化を把握できれば、苦手なタイプの人との関わりを避けられる可能性があります。

また、「営業で客先の人と会うのが苦手」、「多くの人と関わるディレクター職が苦手」など、職種起因の人間関係が苦痛な場合は、転職で他の職種に転向することで回避できます。

いまの悩みを解決する手段は転職なのかを改めて考えましょう

キャリアの棚卸し

キャリアの棚卸し

次はキャリアの棚卸しです。

  • どんな会社で働いてきたか
  • その中でどんな職種、業務を経験したか

を整理しましょう。

また、どんな業務にも目的があり、その時々で苦労したり工夫したことがあったはずですので、それもまとめておきます。

  • 業務内容
  • 担当商品やサービス
  • 目標と成果
  • 時期や期間
  • 苦労したこと
  • 工夫したこと
これらの項目を時系列順に整理しておきましょう。

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工夫したことは小さいことに思えてもOK

HSPは自分に厳しい傾向にあるので、「こんなこと工夫のうちに入らない」などと考えてしまうかもしれません。

しかし、どんなに小さいことに見えても少しでも工夫したのであればまとめておきましょう。

特にHSPが普段何気なくやっている

  • 人間関係を円滑に進めるための工夫
  • 仕事を正確に遂行する工夫
  • 質の高い仕事をするための工夫

これらは、HSPでない人にとっては意外と普通ではなかったりするものです。

実際に転職活動を始めたときに面接でこの話をするかどうかは後で決めればいいです。

まず書き出すだけ書き出しておきましょう。

長所・短所

長所・短所

業務の棚卸しができたら自分の長所と短所が見えてきます。

長所と短所は面接でも聞かれることが多い項目です。

面接官が長所と短所を聞くのは

  • 社風と合っているか
  • 入社後に活躍してくれるか

を判断するためで、しっかり答えられないと面接官も判断できず採用されづらくなってしまいます。

そしてなにより、長所と短所を把握することは自分に合った仕事を選ぶために必須ですのでしっかり整理しましょう。

いきなり長所と短所を考えるのが難しい場合は、成功した出来事と失敗した出来事を思い返してみると考えやすいです。

その出来事が成功した理由はなんですか?また失敗した理由はなんですか?

その理由があなたの長所であり短所です。

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自分の感覚でなく、事実と他人からの指摘を重視

HSPは自己評価が低くなりがちなので、自分だけの感覚で長所と短所を考えると

  • 実際には長所でも長所と感じない
  • 必要以上に短所が目についてしまう

ということになりがちです。

そこで、事実や他人に言われたことをベースに考えましょう。

例えば、同僚に褒められた点は間違いなく長所です。

そして、自分では短所だと思っていても上司やお客さんに指摘されたり、実際に失敗したりしていないのであれば短所ではないかもしれません。

注意してほしいのは、イメージで考えてはいけないということです。

他者に言われたこと具体的なエピソードをベースに考えましょう。

好きなこと・嫌いなこと

好きなこと・嫌いなこと

次は好きなことと嫌いなことです。

  • どんな作業が好きか(嫌いか)
  • どんな働き方が好きか(嫌いか)
  • どんな商品やサービスが好きか(嫌いか)

これらを考えることで希望の業界や職種が見えてきます。

また、好きなこと・嫌いなことを洗い出した後は、それがなぜ好きなのか、なぜ嫌いなのかを考えてみましょう。

例えば車が好きだとして、その理由が

  • デザインが好き
  • 自動運転などに興味がある
  • グローバルな仕事に憧れがある

だっとします。

だとしたら同じようにデザイン性の高いアパレルメーカーや、自動運転に取り組めそうなIT企業、グローバルな仕事ができる商社なども転職先の候補になるかもしれません。

なぜ好きなのか(嫌いなのか)の理由を分解することが重要です。

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職場の雰囲気や人間関係は特に重要

職場環境や人間関係の好き嫌いを考えることは重要です。

どんな環境が心地よいのか、どんな環境だと苦しいのかを見極めましょう。

  • 同僚同士でアドバイスし合う環境が好き
  • 業務中は私語厳禁なオフィスがいい
  • 高圧的な上司が苦手
  • 他人と競争することが嫌い

このように実際に働く環境としての好き・嫌いも明確にしておきましょう。

将来の理想像と理想像へのステップ

5年後、10年後、さらにその先の未来

「次の仕事をどうするか」という短期的な目線だけでなく、将来どうありたいのか、そのために次どういう仕事に就けばいいのかを考えることが重要です。

考える際のステップは以下です。

  1. まず将来的になりたい像を明確にする
  2. いまの自分とのギャップを考える
  3. ギャップをどう埋めるかを5年後や10年後を目安に考える

例えば将来の理想を実現するには、プログラミングスキルが足りない場合で考えてみましょう。

この場合、5年後にプログラミングで独立するという目標を立てることが考えられます。

そうすると自然と次の会社ではプログラミングを十分に学べる会社にしなくてはなりません。

このように将来の理想から逆算することが大切です。

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理想像を実現したら嫌いなことを回避できるか

HSPは無理することに慣れているので、理想像を設定するときも多少の無理は見て見ぬふりをしがちです。

理想像を設定したら、その理想像を実現すれば嫌いなことを回避できるか?と考えてください。

例えば、理想像を仮に以下のようにします。

  • 年収2,000万以上
  • 家族は3人(夫婦+子供1人)
  • 海外で暮らす
  • 週末は美術館や博物館などアートを巡る

これは仮なので大雑把に書いていますが、本当はもっと細かく書き出しましょう。

このとき、例えば年収2,000万稼ぐためにどんな手段を想定しますか?

もしあなたがHSPの気質の中でも特に「不特定多数の人との関わりが苦手」である場合、この2,000万の稼ぎ方は嫌いなことを回避できる稼ぎ方になるように設定してください。

ただ「2,000万稼ぐ」ではNGです。

ここを明確にしておかないと、「理想と思っていたが実際は全然理想じゃなかった」ということになってしまいます。

例えば

不特定多数の人と関わらないように個人事業主として一人で作業して年収2,000万

あるいはいっそのこと年収2,000万稼ぐ必要すらないように、

40歳までに一生分稼いで40歳でリタイヤ。40歳で不特定多数の人と関わることをやめる

でもいいです。

大事なのは理想を実現したときには、嫌いなことを回避した状態になっているかです。

まとめ

まとめ:自己分析の手順を紹介 | HSPが仕事や転職を考えるときのコツ

今回はHSPが転職するための自己分析のコツを紹介しました。

転職活動をスタートする最初のステップであり、最も重要なステップでもあります。

HSP特有の気をつけるべきポイントも多くあります。

しっかり自分と向き合い、どんな仕事や会社が向いているのか把握しましょう。

また、リクナビネクストではグッドポイント診断というサービスがあります。

18種類のなかからあなたの強みを5種類選び出してくれ、気づいていない強みを明確にできます。

こういったサービスも参考にしてみましょう。

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