こんにちは。としきです。
この悩みにお答えします。
以下が私の経歴です。
- Yahoo! JAPANで8年勤務
- 職種はWebマーケティングで管理職
- いまは独立して個人で生活
- HSP
私も同じ悩みを抱えていたので、今回は私の経験を元にHSPがフリーランスに挑戦する際、どう案件を取っていけばいいかを紹介します。
【HSP向け】フリーランスの仕事の取り方
フリーランスで案件を獲得する方法は主に5つあります。
- エージェントに紹介してもらう
- 知り合いから仕事をもらう
- クラウドワークスやランサーズで探す
- SNSで仕事をもらう
- 交流会で人脈を広げる
HSPにオススメの順で紹介しますね。
【オススメ度5】エージェントに紹介してもらう
HSPに最もオススメなのがエージェントを利用する方法です。
転職と同様に、フリーランスにも案件を斡旋してくれるエージェントがいます。
フリーランス向けエージェントの例
- ハイパフォーマー:キャリア形成支援、フリーコンサルタント・フリーITエンジニアのための案件紹介サイト
- ITプロパートナーズ:「週2日から」働ける。IT起業家・フリーランスの自立を支えるお仕事紹介サービス
- レバテックフリーランス:IT・Web業界のフリーランスエンジニア向け求人・案件募集情報サイト
エージェントサービスに自分の経歴やスキルを登録すると、自分に見合った案件をエージェントが紹介してくれます。
メリット
- 自分では取れない案件がとれる
- エージェントとさえ関わっていればOK
デメリット
- エージェントに契約金を中抜きされる
メリットとデメリットを順に紹介します。
メリット
メリットの1つは「自分では取れない案件が取れる」ことですね。
後ほど紹介するように自分の知り合いから仕事をもらう方法も有力ですが、どうしても知り合いの数は限られますよね。
エージェントを活用することで、自分の交友範囲では取れないような案件を獲得することができます。
もう1点、「エージェントとさえ関わっていればOK」という点もHSPにとっては大きなメリットです。
フリーランスになって案件を取るということは、つまり営業をするということですよね。
これから紹介する他の方法も基本的には営業活動の一環です。
私もなのですが、不特定多数に営業することに苦手意識を持っているHSPは多いのではないでしょうか?
エージェントを活用すればその営業活動はほとんどエージェントが代行してくれます。
もちろん、最終的に案件を受けることになれば企業と面談があるので、営業がゼロにはなりません。
でも大部分を代行してもらえるのでだいぶ楽になりますよ。
デメリット
一点デメリットとしてあげるとすれば「エージェントに契約金を中抜きされる」ことくらいです。
エージェントにもよりますが「企業とフリーランスが契約に至ったらいくら」という感じで、企業からエージェントにお金が入ります。
企業としてはエージェントに契約金を支払う分、フリーランスへの支払いを抑えたくなりますよね。
ただ、これは考え方次第でして、
- 営業活動をエージェントに代行してもらっている
- その営業活動に対価を払っている
こう考えれば妥当な出費ではないでしょうか。
そもそもエージェントに頼らなければ取れない案件だったので、個人的には全く問題ないようにも思います。
【オススメ度4】知り合いから仕事をもらう
次にオススメなのが、昔の同僚や友人などの知り合いから仕事をもらうことです。
メリット
- 元々の知り合いなのでコミュニケーションが楽
デメリット
- HSPは必要以上に値引きしてしまうかも
- 関係性が変わるかも
メリット
メリットは「元々の知り合いなのでコミュニケーションが楽」な点です。
特にHSPは相手の考えていることを深読みして必要以上に疲れてしまいますよね。
元々の知り合いなら付き合い方も慣れているのでこうした疲労も比較的少ないです。
私も元々の知り合いからの仕事をいくつか受けていますが、相談や質問がしやすく精神的に非常に楽ですよ。
デメリット
一方、元々の知り合いだからこそのデメリットもありまして、「HSPは必要以上に値引きしてしまうかも」という点です。
HSPは自分より相手のことを優先しがちで、不必要な値下げをしてしまいます。
私もそうだったのですが、特に最初のころは
このように考えてしまっていました。
ただ、後から気付いたのですがこの考え方は間違っています。
もし今後長く仕事でお付き合いする可能性があるなら、無理に値下げせず適正な価格で仕事を引き受けるべきです。
でないと、せっかく依頼されても安い単価で「無理して」仕事をすることになります。
元々仲の良い人からの依頼なのに、その依頼を負担に思ってしまうのは寂しいですよね。
単価が安いことでその仕事の優先度が下がってしまっても良くないです。
相手としてもあまりに安い単価だと追加の依頼をしづらいです。
お互いに気持ちよく仕事ができるように適正な価格で見積もりを出しましょう。
2つ目のデメリットですが、「関係性が変わってしまうかも」という点です。
どうしてもビジネスの関係になるとお金の話をしないといけないですし、プライベートな付き合いではわからなかった嫌な点が見えてきます。
私も元々の友人だった人と仕事の仕方が合わずにギクシャクしてしまったこともあります。
このようにデメリットがありますが、やはりコミュニケーションしやすいのは大きなメリットなので私も元々の知り合いからのお仕事は今でも残しています。
【オススメ度3】クラウドワークスやランサーズで探す
次はクラウドワークスやランサーズなど、フリーランスや副業向けの案件を探せるサイトを活用する方法です。
メリット
- 案件数が多い
- 初心者向けの簡単な案件もあり
デメリット
- 案件の単価が安い
メリット
メリットとしては「案件数が多い」事が挙げられます。
フリーランスや副業向けの案件は全ジャンルあると言っていいでしょう。
求められるレベルも様々で、初心者向けの簡単な案件も多くありますね。
なので、フリーランスになり立ての方でも案件を見つけやすいことはメリットです。
デメリット
一方、案件が多すぎて価格競争が起こっています。
つまり、「案件の単価が安い」です。
時給換算するとバイト以下なんてものも普通にあります。
なのでおすすめは
この流れです。
クラウドワークスやランサーズは最初の実績作りだけにして、その後は今回紹介した他の方法で案件を獲得していきましょう。
【オススメ度2】SNSで仕事をもらう
SNSを使って案件を探す方法もあります。
活用するSNSはTwitterがいいですね。
私もTwitterで案件を取ったことがあります。
SNSで仕事をもらうには2パターンあって、
- DMで問い合わせをもらう
- 自分からSNS内を検索して探す
常日頃からSNSで専門分野の発信を続けていると、たまに仕事の依頼をDMでもらうことがあります。
一方で、SNSを使って仕事を発注する人もいますね。
こんな感じで、自分のフォロワーに対して仕事の募集をかけるイメージです。
SNSで「#動画編集者募集」「ライター募集」などで検索してみると案件を探すことができます。
SNSを使って仕事を取るときのメリット、デメリットは以下です。
メリット
- DMで依頼される場合、単価を高く設定できる
- SNSで検索すれば多くの案件から探せる
デメリット
- DM依頼をもらうにはある程度のフォロワー数と、日頃から有益なツイートをすることが必要
- 検索して見つけた案件はすでに募集終了していることがある
詳しく見ていきます。
メリット
まず、「DMで依頼される場合、単価を高く設定できる」というメリットがあります。
DMで依頼されるということは、あなたに頼みたいという「指名」です。
「他の人より安いから依頼したい」というわけではないので、案件単価は高くなりますね。
また、SNSで検索すれば多くの案件を見つけることができます。
仕事を発注する側としては、先ほど紹介したクラウドワークスやランサーズを活用する方法もあるのですが、そうするとクラウドワークスやランサーズに対して手数料を払わなくてはなりません。
SNSで自力で募集すれば当然手数料はかからないので、発注する側としてはコストを抑えれるんですよね。
そういう背景もあり、SNSでの仕事は小規模起業や個人からの依頼が多いのが特徴です。
デメリット
デメリットもいくつかあります。
まず、DMで仕事依頼をもらうのは簡単ではありません。
ある程度のフォロワー数と、日頃から有益なツイートをすることが必要です。
DMで仕事依頼をもらう方法に即効性はなく、地道な努力が必要ですね。
また、検索して見つけた案件はすでに募集終了していることもあります。
クラウドワークスやランサーズ、エージェントとは違い、募集が終了してもツイートは残り続けますし、わざわざ「このツイートの募集は終了しています」と書いてはくれません。
なので、SNS内を検索して気に入った案件があったらすぐに依頼主に連絡するようにしましょう。
SNSで募集する案件は急ぎのものも多かったりするので、個人的には募集開始から1週間程度で締め切ってしまう印象です。
【オススメ度1】交流会で人脈を広げる
最後は交流会に参加して人脈を作っていく方法です。
メリット
- 他のフリーランスと会うことで刺激になる
デメリット
- ほぼ仕事に繋がらない
- HSPだととても疲れる
フリーランス界隈ではよく行われている交流会ですが、結論としてHSPにはおすすめできません。
私も交流会は参加しないようにしています。
メリット
あえて言うならメリットは「他のフリーランスと会うことで刺激になる」くらいです。
会社にいれば同僚や先輩・後輩と比較ができますが、フリーランスになると比較対象がいないのでどうしてもマンネリ化してしまいます。
他のフリーランスに出会うことで、自分の現在地を知ることができます。
焦りや憧れが生まれ、やる気が感化されることはあると思います。
デメリット
個人的にはメリットよりもデメリットの方が大きいと思っています。
まず、交流会に行ってもほぼ仕事には繋がりません。
交流会で一度会っただけの人間になかなか仕事は依頼できないですよね。
交流会で知り合った人と定期的に会って信頼を勝ち得ていけば仕事に繋がるかもしれませんが、かなり長い道のりです。
そして私のようにHSPにとっては交流会はとても疲れます。
知らない人ばかり空間で、いろいろな人に気遣いながら自分をアピールしないといけないので疲れるのは当たり前ですよね。
こういう風によく言われるのですは、全く問題ないです。
自分に合わない方法で無理するよりも、合っている方法でストレスなく続ける方が効果が出ます。
実際に私も交流会は行っていませんので問題なしです。
無理ない方法でないと続かない
自分に合わない方法で営業を頑張っても続かなければ意味ないです。
私もそうでしたが、特にフリーランスになりたてのうちは、営業活動に最も時間を使うことになるでしょう。
だからこそ自分に合わない方法だと長く続かないですし、続かかなければ案件も取れません。
なので、自分にあった方法を選択しましょう。
ちなみに「不必要な対人関係をなくしたい」というのが、私がフリーランスで独立した理由の1つでした。
なので、私は独立してから一貫して以下の方法しか採っていません。
- エージェントに紹介してもらう
- 知り合いから仕事をもらう
私のような性格だと交流会は疲れるばかりですし、クラウドワークスやランサーズは単価が安いので使いませんでした。
ただ、もし知り合いやエージェントからいきなり案件を取るのが難しければクラウドワークスやランサーズで実績を作るのはアリです。
その場合でも、2〜3件くらい案件をこなしたら自力で案件をとる方向にシフトしましょう。
まとめ
今回はHSPがフリーランスに挑戦する際、どう案件を取っていけばいいかを紹介しました。
このように思っている方も多いようですが、全く問題ないですよ。
今回紹介したようにエージェントから仕事をもらえばOKですし、クラウドワークスやランサーズもあります。
HSPの気質はフリーランスが向いているところがたくさんあるので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。