仕事術

【HSPは集中力が途切れがち?】ポモドーロテクニックで仕事に集中

【HSPは集中力が途切れがち?】ポモドーロテクニックで仕事に集中

こんにちは。としきです。

以下が経歴です。

  • Yahoo! JAPANで8年勤務
  • 職種はWebマーケティングで管理職
  • いまは独立して個人で生活
  • HSP
仕事中によく集中力が途切れてしまう…。集中して仕事に取り組むコツってあるのかな

この疑問にお答えします。

今回は私の経験を踏まえて「HSPの集中力が途切れる理由とポモドーロテクニック」を紹介します。

5分程度で読めると思うので参考にしてください。

HSPは集中力が途切れがち?

HSPは集中力が途切れがち?

HSPは1つのことに集中すれば、何時間でも作業することができます。

ただ、いくつかのきっかけでその集中力が途切れてしまうことがあるんですよね。

  1. 周囲にいろいろな刺激があるとき
  2. 複数の事柄を同時に考えているとき

まずこちらを紹介します。

1.周囲にいろいろな刺激があるとき

HSPは音や匂い、人の視線に敏感です。

仕事をしていたとしても、気になる匂いや音が近くにあったらそのことが頭から離れなくなることありますよね。

他にも仕事となると、

  • 周囲の人の視線
  • 聞こえてくる会話

こういったことにも集中力を妨げられます。

人に見られているとそわそわしてしまっていつもどおりの仕事ができない人もいます。

その視線の感じから、

私なにかしちゃったかな…?

と心配になることもしばしばです。

また、オフィスで仕事をしていると同僚の会話がよく耳に入りますよね。

それが苦手なHSPも多いです。

もしかして私の悪口を言われてるのかな…?

こんな不安を抱えてしまいます。

このように音や匂い、周囲の視線や会話に敏感になってしまい、集中できなくなることがあります。

2.複数の事柄を同時に考えているとき

例えばいろいろなタスクを抱えているときなども集中力が途切れやすいです。

他のタスクを忘れて1つに集中すればいいのですが、HSPはそれが苦手なことが多いです。

1つのタスクに向き合っているようでも、頭のどこかで別のことを考えてしまうんですね。

そして、何かのきっかけでその別のことをとことん考え始めてしまいます。

そのきっかけは、例えば先ほど紹介した周囲の人の会話。

その会話が自分がいまやっているタスクとまったく別の内容の会話だったとしても、

この話は私のあのタスクにも関係してるんじゃないかな。だとしたら方向性を変えた方がいいかな。

と勘ぐってしまいます。

この段階で、本来やるべきタスクではなく、別のタスクへ集中力が移行しています。

実際に同僚の会話は自分のタスクに全く関係ない話だったとしても、一度「関係あるかも」と感じてしまうと考えることをやめられません。

本人が気づかぬうちに、本来やるべきタスクではないタスクのことを考え続けてしまいます。

そしてしばらく考えて、本来のタスクに戻ります。

しかし、また何かをきっかけに別のことを考え始めてしまんです。

このように、1つのタスクに集中しているようでも何かをきっかけに複数のことを同時に考えてしまいます。

ポモドーロテクニックとは?

ポモドーロテクニックとは

HSPの集中力が途切れる理由やタイミングを紹介しました。

ここからは集中してタスクに取り組む方法を紹介します。

それが「ポモドーロテクニッック」です。

フランチェスコ・シリロというイタリア出身のコンサルタントが考えたこの方法はとてもシンプル。

25分作業して5分休む

これを最大4回繰り返す

たったこれだけのものです。

25分+5分の30分で1セット。

これを最大4回なので、2時間集中して仕事に取り組む手法です。

このテクニックはプログラマーやCEOなど時間に追われる立場の人を中心に広がりました。

時間の管理にはスマホのアプリやキッチンタイマーなどを使うと良いでしょう。

ポモドーロテクニックがHSPに有効な理由

ポモドーロテクニックがHSPに有効な理由

私も実際にこのテクニックを使っていて、以下の点でHSPに有効だと感じています。

ポモドーロテクニックがHSPに有効な理由

  1. HSPは時間を守ることの重要性が高いから
  2. 完璧主義で仕事をしすぎてしまうHSPにも効果があるから
  3. ダウンタイム(休憩)の促進にもなるから

HSPである私はポモドーロテクニックを実践してから集中力が増し、作業効率が上がりました。

1.HSPは時間を守ることの重要性が高いから

もちろん人にもよりますが、HSPは時間を守ることをとても大切にする傾向にあります。

そのため「作業時間は25分」と区切ってしまえば、この25分の間になんとか作業を終わらせようとします。

この作業時間中は自分のなかでは「作業を終わらせることの優先度が最も高い」状況です。

結果として、周囲の雑音が気にならなくなります。

私は周囲の刺激のなかで特に音が苦手です。

ただ、ポモドーロテクニックを実践しているときは、音を気にする頻度も減り、気にしたとしてもすぐ作業に戻れるようになりました。

2.完璧主義で仕事をしすぎてしまうHSPにも効果があるから

完璧主義なHSPは、仕事を常に100点以上にしようとします。

  • 他人が気にもしないようなこと
  • あまり重要ではないこと
  • 優先度の低いこと

これらにも時間を使ってしまい、働きすぎてしまうことがありますよね。

また、完璧主義のため自分の仕事の出来に満足できることも少ないです。

ところがポモドーロテクニックを使えばこの点も解消できます。

些細なところで気になる箇所があったとしても、時間が来たら強制的に終わりなので割り切ることができます。

また、自分的に80点の出来にしかならなかったとしても、「時間がきたから」と言う理由があるので納得することができます。

このようにポモドーロテクニックは完璧主義で疲れてしまうHSPとっては、仕事をやりすぎないブレーキになります。

3.ダウンタイム(休憩)の促進にもなるから

HSPにとってダウンタイム(休憩)は非常に重要です。

常日頃から様々な刺激を受けているHSPは、知らず知らずのうちに人より多くの疲労を溜め込んでいるからです。

そのため休憩時間を適切に確保することが必要です。

ポモドーロテクニックなら25分の作業のあとは強制的に5分間の休憩を取ることになるので、適度に休憩を取ることができます。

この時間は何もせず、目を閉じて深呼吸するなどしてリラックスしましょう。

集中していたとしても、いろいろな刺激は受けているはずです。

5分でうまく回復して、また25分間だけ頑張ればOKです。

【HSP向け】仕事中の休憩・ダウンタイムの取り方5選(1分で効果あり)
【HSP向け】仕事中の休憩・ダウンタイムの取り方5選(1分で効果あり)仕事中、息が詰まって疲れる…。疲れると集中できないしなんとかしたいな。でも休憩時間はたくさん取れないし…。この悩みにお答えします。今回は業務中に気軽にできる休憩・ダウンタイムの取り方を5つ紹介します。仕事中の疲労をなんとかしたいHSPさん必見です。...

まとめ

まとめ:【HSPは集中力が途切れがち?】ポモドーロテクニックで仕事に集中

今回は「HSPの集中力が途切れる理由とポモドーロテクニック」を紹介しました。

以下、今回のまとめです。

HSPの集中力が途切れる理由

  • 周囲にいろいろな刺激があるから
  • 複数の事柄を同時に考えているから

ポモドーロテクニックとは

  • 25分作業して5分休む
  • これを最大4回繰り返す

ポモドーロテクニックがHSPに有効な理由

  1. HSPは時間を守ることの重要性が高いから
  2. 完璧主義で仕事をしすぎてしまうHSPにも効果があるから
  3. ダウンタイム(休憩)の促進にもなるから