こんにちは。としきです。
以下が経歴です。
- Yahoo! JAPANで8年勤務
- 職種はWebマーケティングで管理職
- いまは独立して個人で生活
- HSP
この悩みにお答えします。
今回は私がYahoo! JAPANの管理職だった頃に行っていた「資料作成で気をつけるべきこと」をお話します。
この方法はHSPだと徹底しやすいものだと思うので、よければ参考にしてください。
この記事でわかること
- 資料作成で気をつけるべきことは何か
- 構成はどうしたらいいのか
- わかりやすい文章はどう書いたらいいのか
資料作成で気をつけるべきこと
資料作成で気をつけるべきことにはどういったものがあるのでしょうか。
私はWebマーケティング職として、社内向けの報告資料やお客さんへの提案資料など数多く作ってきました。
数百本は軽く超えているでしょう。
わかりやすい資料は最低限、以下の3点が徹底されている資料だと思います。
- 項目が網羅されている構成
- 適切な情報量
- 理解しやすい文章の書き方
今回は報告資料や提案資料を作るにはどうしたらいいかを深掘りします。
なお、エクセルやワードというより、パワーポイントやGoogleスライドを想定しています。
1.項目が網羅されている構成
わかりやすい資料は例外なくこういった特徴を持っています。
- 必要な情報が網羅されている
- 無駄な要素がない
これらを徹底するには、テンプレートを作ってしまうと楽です。
資料や文章作成でよく使われるテンプレートに「PREP法」があります。
PREP法とは以下の頭文字をとったもので、資料作成のときによく用いられる王道のパターンです。
PREP法とは
- P:Point=結論
- R:Reason=理由
- E:Example=例
- P:Point=結論
このPREP法を資料の骨子にしましょう。
これらは必ず盛り込むべきです。
そして、資料の内容によって追加でこれらを入れましょう。
- 売上やコスト
- スケジュール
- 懸念点
売上やコストが結論になる資料もあれば理由になる資料もあるので、このあたりは臨機応変に作るしかありません。
ただ、大事なのは
要素を網羅すること
です。
2.適切な情報量
構成が決まったら、要素ごとにどんな情報を盛り込むか考える必要があります。
このとき、気をつけるべきは以下の2点です。
- 1スライド1メッセージ
- 1文は13文字以下
1スライド1メッセージ
まず、スライド1枚にあらゆるメッセージを入れる方がいますが、それはNGです。
例えば、売上とスケジュールを伝える場合は同じスライドではなく。
- 売上を伝えるスライド
- スケジュールを伝えるスライド
を別で用意します。
毎回、このように自分に問いかけてください。
そのとき、「このスライドで言いたいことは〇〇だ」と一言で言えればOKです。
スライドは言いたいこと1つ+言いたいことを補足する説明だけで構成します。
1文は13文字以下
1つの文章は基本的に13文字以内に収めてください。
人間が瞬間的に理解できる文章は13文字ほどが限度と言われています。
この理論に則って、Yahoo! JAPANのトップページのニュース欄は全角13.5文字以内で構成されています。
13文字程度だとスライド内で改行しなくて済むので、スライドもすっきり見やすくなります。
3.理解しやすい文章の書き方
情報量を制限し文章を決めたら、書き方にも気を配りましょう。
主に気を付けたいのはこれらです。
- 文体
- 文字サイズ
- 装飾(色や下線、太字など)
文体
文体は言い切りにしてください。
OK:売上は100万円と突破
NG:売上は100万円を突破しました
理由は単純で、短くて読みやすいからです。
文字サイズ
文字の役割ごとに文字サイズのルールを決めましょう。
スライドごとに文字サイズがばらばらだったり、ルールが統一されていなかったりするスライドをよく見かけますが、ルールが統一されていないと読みにくいです。
- スライドのタイトル
- スライド内のメインメッセージ
- 説明文
- 注釈や引用、出典
これくらいでいいので、これらをそれぞれ何フォントにするかを決めてください。
こうすることで、読み手は
といったように、無意識に認識することができ資料のわかりやすさが向上します。
装飾(色や下線、太字など)
装飾もやりすぎはNGです。
強調したいことは同じなのに、スライドによって赤字だったり太字だったりする資料をよく見ますがわかりづらいですよね。
強調したいことは太字
と決めたなら、それ以外は使わない方がいいです。
また、個人的には赤字など色を使った表現はおすすめしません。
色弱の方など、世の中には色の違いが分かりにくい方がいます。
実は私もそうなんですが、色の識別がしづらいことで資料の作成者が強調したいところがわからないだけでなく、資料を使った説明などを受けているときに
などとよく言われますが、どこだかわからないのです。
同様の理由で、複数項目があるグラフなどを作る際も色分けする方がいますが、形で分ける方がよいです。
折れ線グラフなら実線や破線で区別したり、棒グラフなら塗り潰しと斜線塗り潰しで区別したりすると丁寧です。
まとめ
今回は「資料作成で気をつけるべきこと」をお話しました。
以下、今回のまとめです。
項目が網羅されている構成
- PREP法を活用
- 要素を網羅することが重要
適切な情報量
- 1スライド1メッセージ
- 1文13文字以内
理解しやすい文章の書き方
- 文体は言い切り
- 文字サイズのルール決め
- 装飾もルールを決め、やりすぎない。色に注意