こんにちは。としきです。
以下が経歴です。
- Yahoo! JAPANで8年勤務
- 職種はWebマーケティングで管理職
- いまは独立して個人で生活
- HSP
今回は「HSPが友人と良い人間関係を築くコツ」をお話します。
この記事でわかること
- HSPが友人と良好な人間関係を築くコツ
- HSPが関わってはいけない人の特徴
- 合わない人の見分け方
HSPが友人と良好な人間関係を築くコツ
HSPは人間関係で悩んでしまうケースが多々あります。
そのため、頼れる友人との関係を良好に保つことは非常に重要であり難しいテーマでもあります。
今回はHSPが友人との関係で気をつけるべき次の3つ紹介します。
- 友人に依存しない
- 会う時間や頻度を制限する
- 求めすぎない
1.友人に依存しない
一度頼れる人を見つけると、とことんその相手に頼ってしまう方も多いのではないでしょうか。
HSPはそもそも自分の感情を表現したり、悩みを打ち明けたりしない方が多いです。
そのため、頼っていい人ができにくい傾向にあります。
HPSが頼れる人というのは貴重で、友人とそういう関係になれたのは喜ばしいことですが、頼りすぎはNGです。
具体的には、こういった関係になってしまうことは避けましょう。
良くない関係
- 友人の意見をもとに決断してしまう
- 辛くなったらすぐ友人に頼ってしまう
友人の意見で決断したとき、そこにあなたの意思はありません。
意思を持って決めたことには責任が発生し、責任が発生するから努力したくなります。
また、自分で決めたという事実だけで自信が持てることもあります。
アドバイスをもらうことはOKですが、決断を委ねてしまうのはNG
です。
そもそもHSPではなくても決断することはストレスです。
それは、決断とはあるものを選ぶことであると同時に、あるものを捨てることだから。
これを友人に委ねるということは、ストレスを友人に丸投げしているようなものです。
そして、決断に限らず頼りすぎると友人も鬱陶しく思うでしょう。
友人にも自分の時間があり、家族や恋人、他の友人、仕事があります。
友人であることが負担にならないようにしましょう。
2.会う時間や頻度を制限する
会う時間が長いといくら仲が良い友人相手でも疲れてしまいます。
相手が友人であろうと、
- 顔色を読んでしまう
- 相手の仕草から感情がわかってしまう
- 言葉の裏の意味を考えてしまう
という気質は変わりません。
また、頻度も多すぎない方がいいです。
多すぎると依存にもつながりやすいので避けましょう。
3.求めすぎない
仲の良い友人には、自分がHSPであることを言いたい人もいるでしょう。
言うこと自体は全く問題ありません。
ただし、HSPの辛さを押し付けたり、理解されることを当然と思ったりするのはNGです。
というのは求めすぎです。
相手に義務感を感じさせないようにしましょう。
友人関係で重要なのはリラックスできることです。
- この人といると落ち着く
- 一緒にいると楽しい
- 素の自分を出せる
など、人によって友人に求めることは様々ですが、一緒にいることがストレスになってしまっては友人とは言えません。
「この人と一緒にいると気を遣わないといけない」と思わせてはダメなんです。
また、
という思考もやめましょう。
HSPは相手に尽くせるタイプの人が多いですが、それは自分の意思でやっていることであって、相手に求めてはダメです。
尽くす目的は相手を喜ばせることであって、見返りを得るためではないはずです
ここでも義務感を感じさせないようにしましょう。
こんな友人とは付き合ってはダメ
友人関係を良好にするコツの次は関わってはいけない人の特徴を紹介します。
今回は代表的な特徴を3つお話します。
- あなたを使って自尊心を満たそうとするタイプ
- かまってちゃんタイプ
- 自分が全部正しいと思っているタイプ
1.あなたを使って自尊心を満たそうとするタイプ
あなたが否定的な意見や厳しい意見を言わないことをいいことに、あなたを使って自尊心を満たそうとしてくる人もいます。
HSPは相手の気持ちやその場の空気を尊重するため、相手が嫌がりそうなことや、反論されそうな意見は控える傾向にあります。
反対に、意見に同意したり相手を褒めたりすることは上手です。
あなたに称賛される目的で近寄ってくる人も少なからずいるかもしれません。
また、あなたを貶めることで自尊心を保つタイプもいます。
あなたの価値を下げることで、相対的に自分の価値を上げようとするタイプです。
こちらもあなたが否定や反論をしないことをいいことに、こちらを攻撃してきます。
こういったタイプの人とは関わりを断ちましょう。
2.かまってちゃんタイプ
このタイプは、あなたの意見は一切聞かずにずっと話し続けています。
ずっと話しているわけですからあなたが受け取る情報量はとても多く、その分多くのことを考えなければなりません。
こういう人との会話は、以下のようなストレスを発生しやすいです。
- 情報量が多いため、考える量が多い
- 結局身のない話であることが多い
- あなたの発言は聞き入れられない
こういう人は、しっかり話を聞いてくれるあなたに甘えているだけなので切り離しましょう。
3.自分が全部正しいと思っているタイプ
自分に自信があり、自分が全部正しいと思っているタイプです。
特に自己顕示欲が強い人に注意してください。
あなたが何かを言うたびに否定される可能性があります。
あなたが頑張って意見を述べても基本的に否定されます。
根拠のある否定や、あなたのことを思っての否定ならまだよいですが、自己顕示欲を保つための否定であることもよくあります。
こういった相手とは、話すたびにこちらの自己肯定感が下がってしまうので気をつけましょう。
こう思ったら注意! 合わない人の見分け方
前項では付き合ってはいけない人の特徴を紹介しました。
ただ、これらの特徴に合致していなくても、一緒にいると以下のように感じる相手には注意が必要です。
- 自己肯定感が下がると感じる
- この人との話は聞いてる方が楽だと思う
このように感じさせる相手とは合わない可能性が高いので、付き合うのは避けましょう。
1.自己肯定感が下がると感じる
話していると自分に自信がなくなる、自分が劣っている人間のように思えることはありませんか?
- あなたを否定することが多い
- あなたの意見を聞いてくれない
- 利用されている気がする
- 本心で同意してくれていないような気がする
など、理由は様々ですが、こちらの自己肯定感が下がってきたと思ったら、その人とは一度距離を置いてみましょう。
2.この人との話は聞いてる方が楽だと思う
HSPは聞き役になることが多いです。
でも、聞き役に徹しながらも、
- どうやって返事してあげようかな
- どう言葉を返したらいいかな
などは普段なら常に考えているはずです。
しかし、返事を考えることさえ放棄したらそれは危険な合図です。
- この人との話は返事をすることすら疲れる
- ただ聞いているだけでもこの人は満足だろう(=私の話は聞いてないだろう)
こう思ってしまった相手とは今後の付き合い方を考えましょう。
友人は多くなくてOKです
友人との人間関係に迷ってしまうかもしれませんが、友人は多くなくてもOKです。
友人が多いことの弊害ついては、私自身も参考になったエピソードがあります。
キャリコネニュースの『「友達は少ないほうがいい」林修が孤独の素晴らしさ熱弁「孤独が嫌という人は本をあまり読まないことが多い」』によると、塾講師で今やテレビでも活躍されている林修先生は以下のように言っているそうです。
「繋がりすぎてしまうことが負担になってないですか?」
そして、このような考えを持つのは林先生だけでないそうで、
下重暁子氏の著書『極上の孤独』(幻冬舎新書)には「友だちや知人は少ないにこしたことはないと思います」という一説があるという。また、ドイツの哲学者・ニーチェが残した言葉「愛せない場合は通り過ぎよ」を紹介し、「ちょっとドライな人間関係」が絶妙な距離感だと説明した。
とのこと。
林先生はこのように続けます。
「考えるという作業は絶対一人じゃなきゃできないんですよ。(中略)人間は、考えると一人になるんです。そして一人になって自分を見つめ直す。その中で他人との繋がり方を見出していく。それを唯一可能にしてくれる孤独が、寂しいんですか?」
これには私も同意です。
自分を見つめた上で、必要な友人としっかり関係性を築くことが重要です。
まとめ
今回はHSPが友人との人間関係を円満に保つコツと、合わない人の特徴を紹介しました。
HSPは特に対人関係でストレスを感じる場面が多いです。
もし頼れる人がいるのであれば、今回のコツを参考に常に助け合えるような良好な関係を築きましょう。
また、合わない人とは無理して交友関係を続ける必要は全くありません。
合わないかもと思ったら自分の気持ちに正直に、その人とはいったん距離を置いてみることをおすすめします。