こんにちは。としきです。
以下が経歴です。
- Yahoo! JAPANで8年勤務
- 職種はWebマーケティングで管理職
- いまは独立して個人で生活
- HSP
今回は「HSPは異性の方が仲良くできると聞くが本当か?なぜか?」という話をします。
5分ほどで読み終わります。
この記事でわかること
- 異性の方が仲良くできる5つの理由
- 同性の友人は少なくて大丈夫か(結論、大丈夫です)
- 念のため紹介 | 同性の友人を作る方法
異性の方が仲良くできるのはなぜ?
まず、異性の方が仲良くできるというのは本当でしょうか?
これは私の経験上、本当である可能性が高いと言えます。
私自身も学生時代もYahoo! JAPANで働いていた頃も異性の友人の方が多かったです。
また、私がこれまで知り合ったHSPの皆さんも「異性の方が気が楽」という方が多いです。
では異性と仲良くできる理由にはどんなものがあるのでしょうか。
1.違って当たり前と思えるから
HSPは普段から相手と同じであることが正解と感じています。
相手と意見が違ったりすると自分が我慢してでも相手に合わせます。
これは相手の機嫌を気にするためだったり、争いを避けるためだったりします。
ところが、異性の場合は「違って当然」と思えます。
そのため無理に合わせようと思わなくて済むため気が楽になります。
2.同性ノリについていかなくていいから
同性同士のノリ、テンションというものがあります。
これに合わせるのが辛いというHSPは多いのではないでしょうか。
就職してからもこの辛さに直面することもありますが、学生時代が顕著かもしれません。
- クラスの異性について盛り上がる
- アイドルや芸能人に対して一緒に騒ぐ
- 特に意味のないことを一緒にやってみる
こういったことで一緒に盛り上がるにはテンションをあげないといけません。
そして、そのことを表現しなければなりません。
自分の気持ちを表現することを抑圧しがちなHSPはこういったことが苦手です。
そのため同性同士の付き合いを避けてしまい、同性ノリの不要な異性の方が心地よいと感じます。
3.異性同士だと相手も遠慮してくれるから
相手が同性だとどうしても遠慮がなくなってきます。
相手に言われたことを深く考えてしまい、傷ついてしまうことも多いHSPは、遠慮なくがんがん来られることが苦手です。
ところが、相手が異性だと同性ほど強くは当れず、お互いに遠慮が生まれます。
相手に適度に配慮する距離感がHSPには心地よいのです。
4.優劣をつけないで済むから
HSPは他人と競い合うことが苦手な傾向にあります。
同性だと自然と比較してしまうことが多いので、同性との付き合いを苦痛に思うこともあるのではないでしょうか。
この苦痛が生まれる理由は2つあります。
- 自分が優劣を気にするから
- 相手が優劣を気にして攻撃されるから
1つ目ですが、同性だと自然といろいろ比較してしまいます。
- 容姿
- 異性からの人気
- 仕事の出来や昇進スピード
- 学校の成績や進路
こういったことをHSP自身が気にしてしまい、自己評価が低いHSPはどんどん自信をなくし自己肯定感を下げてしまいます。
また、相手が優劣を気にするために攻撃されることもあります。
もし相手より優っている点を持っていれば、優劣を気にした同性の他者は気持ち良く思わないでしょう。
遠慮がちなHSPは攻撃されやすい傾向にあるので、相手はことあるごとにこちらを攻撃しようとします。
その点、異性であればそもそも競い合う場面が少ないため気が楽なのです。
5.異性と仲良くしてると同性から嫌煙されるから
最後ですが、これまで話してきた理由で異性とばかり仲良くしていることで、結果的に同性から嫌われる可能性があります。
同性から男好き・女好きと悪口を言われたり嫉妬されたりすることになるかもしれません。
HSPは気遣いができるので「嫌われる」まではいかないこともありますが、そう思われているのでは?とHSP自身が考えることで、なおさら同性と距離を置きがちになってしまいます。
同性の友人が少なくても大丈夫?
私自身、特に学生時代や20代の頃は異性の友人に比べ同性の友人が少ないことに不安を抱いていました。
ですが、30代の今になって思いますが生きていく上では全く問題ないです。
例えば毎月連絡をとったり定期的に会ったりせずとも、気遣いができるHSPは「嫌われる」こと自体は少ないかもしれません。
その場合は、友人の結婚式で顔を合わせたり、同窓会や何かの機会にばったりあっても実害はありません。
私の場合は多くはないものの長い付き合いの同性の友人たちがいてくれました。
「彼らが友達でいてくれてよかった」とは思いますが「同性である彼らが友達でいてくれてよかった」と思ったことはありません。
性別は関係ないです。
念のため紹介 | 4つの対策
繰り返しですが、同性の友人が少なくても大きな問題にはなりません。
ですが、これは人の価値観によります。
もし心配なら4つの対策をまとめましたので参考にしてください。
1.もし1人でもいるならその人を大事に
もしあなたにいま1人でも同性の友人がいるなら、その人は非常に貴重な存在です。
相性やタイミングなどさまざまなものが噛み合った相手なはずです。
大事にしましょう。
その友人とは死ぬまで友人のつもりで、ありのままのあなたを見せてください。
可能ならHSPであることを告げてみてもいいと思います。
HSPという言葉を知らない可能性はありますが、HSPの特徴をあなたが持っていることにはきっと気付いています。
私の友人たちもそうでしたが、何の違和感もなく受け入れてくれるはずです。
そして、受け入れてもらえたことはあなた自身の大きな自信にもなります。
2.異性を経由して同性と仲良くできないか試みる
これは私もよくやっていました。
例えば2人で一緒にいるには少し気が引ける同性の知り合いがいたとします。
その場合、仲の良い異性を混ぜて3人にしましょう。
グループぐるみで仲良くなればいいのです。
これにはメリットが2つあって
- 仲の良い人も一緒なので会話しやすい
- 3人の関係に慣れたら2人で過ごせるようになるかもしれない
グループを複数持てると同性の友人も増えていきます。
私自身もこの方法で増えていった友人がいます。
3.なるべくタイプの近い同性を選ぶ
近いタイプの同性であれば仲良くなれるかもしれません。
近いタイプと言うと抽象的ですが、このあたりを見てみましょう。
- 趣味が同じ
- 複数人でいるときの役割や立ち位置が同じ
趣味は何かしらの理由があって好きになるものです。
それは人の根本に関係していることが多いです。
- 「1人で考える時間が大切だから」読書が好き
- 「感受性が強いから」映画や演劇が好き
- 「暴力シーンが苦手」なので映画でもアクションよりヒューマンドラマが好き
このように相手の趣味を把握することで人間として根本的に近いかを判断することができます。
また、複数人でいるときの立ち位置は、その人が他人とどういう関係性なら心地よいかを判断できます。
これを観察することで自分と近しい人間かどうかを判断することができます。
4.インターネット上のコミュニケーションを活用する
インターネット上のコミュニケーションも活用してみましょう。
インターネット上のコミュニケーションはリアルにはないメリットがあります。
- SNSのコミュニティやハッシュタグで自分に近い人を探しやすい
- 受け取る情報が少ないので気が楽
新しい友人を探すのも便利ですし、元々知り合いだった同性とコミュニケーションを取る際もインターネット上だと話しやすいことがあります。
HSPは拾い集める情報が多いので、対面だと顔色や声のトーン、仕草なども気になってしまいます。
それらから相手の感情を予測して疲れてしまうことがありますが、インターネット上だと顔も見ず声も聞かずコミュニケーションをとることが可能です。
HSPにとってはインターネット上の方が心地よく会話できることもあるので、リアルの場より仲良くなれる可能性もあります。
まとめ
今回はHSPは異性の方が仲良くなりやすいのか、同性と仲良くするにはどういう方法があるのかという話をしてきました。
HSPには同性相手だと疲れてしまう場面も多々ありますが、同性の友人が少なくても心配することはないです。
でも、同性の友人がいることで安心できたり相談できたり心強かったりする場面もあるかもしれません。
人によっては人生の満足度は大きく上がるでしょう。
もしいまの交友関係が不安なのであれば、今回ご紹介した方法を試してみてください。