こんにちは。としきです。
以下が経歴です。
- Yahoo! JAPANで8年勤務
- 職種はWebマーケティングで管理職
- いまは独立して個人で生活
- HSP
今回は「HSPは仕事ができないのか?何に気をつけるべきか」を紹介します。
この記事でわかること
- HSPは仕事ができないのか【結論、そんなことないです】
- HSPが仕事で気をつけるべきこと、対策
- 対策と同時に考えるべき適職について
HSPは仕事ができないのか?
HSPは仕事ができないわけではありません。
HSPの長所
- 周囲とうまく協調できる
- 仕事の品質が高い
- 責任感がある
このように仕事では長所と捉えられる特性を持っています。
しかし一方で、HSPは仕事で気をつけておきたいこともあります。
それは
気をつけるべきこと
- 仕事に疲れやすい
- 仕事が遅くなってしまう傾向にある
この2点です。
気をつけるべきこと1:仕事に疲れやすい
HSPは仕事で疲れやすい傾向にあります。
理由は以下です。
- 同僚の顔色を気にしてしまうから
- 嫌いな人にもつい合わせてしまうから
- やりたくなくてもつい頑張ってしまうから
HSPが仕事をするうえでは、こういった特性があると理解しておくことが重要です。
この章の最後に対策をまとめた別記事へのリンクも掲載しています。
1.同僚の顔色を気にしてしまうから
HSPは常日頃から同僚の顔色を気にしています。
これは周囲に気を遣えるというHSPの長所です。
しかし、仕事においてはこの長所によって疲れてしまう場面が多々あります。
- さっきの表情、なんて思ってるんだろう
- いま話しかけて大丈夫かな
- 怒ってるんじゃないかな
このように思ってしまい、仕事が手につかなくなることさえあります。
2.嫌いな人にもつい合わせてしまうから
HSPは仕事のためと思って嫌いな人にも合わせてしまいます。
HSPでなくてもこういった思考は少なからずあると思いますが、HSPはその傾向がより顕著です。
- 必要以上に遠慮してしまう
- 嫌いな人でも無理に仲良くなろうとする
- 逆に嫌いな人と全く関われなくなってしまう
このように、必要以上にストレスを感じてしまいます。
3.やりたくなくてもつい頑張ってしまうから
HSPは頼まれごとや相談を断るのが苦手です。
相手の気持ちや都合を自分より優先してしまうためです。
そのため、自分も疲れているのに体力的に無理をしてしまったり、精神的に自らを追い込んだりしてしまいます。
仕事で疲れやすいことへの対策
仕事で疲れやすい理由を3つ紹介しました。
- 同僚の顔色を気にしてしまうから
- 嫌いな人にもつい合わせてしまうから
- やりたくなくてもつい頑張ってしまうから
対策はこちらの記事でまとめています。
気をつけるべきこと2:仕事が遅くなりやすい
HSPは仕事には責任感を持って臨み品質も高いのですが、仕事が遅くなることがあります。
理由は以下です。
- 完璧主義すぎる
- メールなどの文章を書き換えまくってしまう
- 着手が遅くなりがち
- マルチタスク・横槍が苦手
- 報連相が苦手
こういった仕事が遅くなりがちな要因を把握しておくことは重要です。
なお、こちらも章の最後に対策をまとめた別記事へのリンクを掲載しています。
1.完璧主義すぎる
HSPは細かい違和感にもすぐ気づくことができるので完璧主義者が多いです。
そのため、99点だったとしても足りなかった1点を悔みがちです。
周囲から見れば十分な出来だとしても自分では満足できず、フラストレーションをため込んでしまうのです。
時には程々に切り上げることも、仕事の速度をあげるためには重要です。
2.メールなどの文章を書き換えまくってしまう
HSPは誤解がないようにメールやSNSなどの文章を何度も書き換えます。
また、短い文章だといろいろ想像できてしまう分、誤解が生じやすいのではないかと思って文章も長くなりがちです。
文章が長くなるとその分細かい修正をする余地が広がるので、何度も書き換えてしまうんですね。
その結果、
- メールを送るまでが遅い
- メールに時間を割いて他の仕事の時間を圧迫し、他の仕事が遅れる
こういう状態になります。
3.着手が遅くなりがち
そもそも仕事に着手すること自体が遅くなることもあります。
- 作業する手順はどうすべきか
- 先にあの人に相談した方がいいかも
- もっと効率的な方法がないか
など着手前にあれこれ考えすぎてしまいます。
「どうしたら早く作業が終わるか」と考えることは重要ですが、考えることに時間を使いすぎいてしまい、結局作業に着手できないこともあります。
4.マルチタスク・横槍が苦手
HSPは同時に複数のタスクをこなしたり、集中しているときに別の仕事を依頼されたりすることが苦手な傾向にあります。
その横槍が入るたびにいまのタスク状況を整理する必要があります。
整理し切って集中状態に入ってからの作業スピードは早いです。
しかし、横槍が入るたびに作業が中断することがあるため、横槍が多くなるほど仕事が遅くなっていく傾向があります。
5.報連相が苦手
HSPは他人に頼ることは迷惑をかけることだと考える傾向にあります。
そのためいわゆる「報連相」と言われる報告、連絡・相談の頻度が低くなりがちです。
そうすると、上司や周囲の人にしてみれば進んでいるかわからない=遅いという印象をもたれます。
実際には進んでいるのですが、途中経過をしないため「わからない」という状況です。
意識的に報連相することが重要です。
仕事が遅くなりやすいことへの対策
仕事が遅くなりやすい理由を5つ紹介しました。
- 完璧主義すぎる
- メールなどの文章を書き換えまくってしまう
- 着手が遅くなりがち
- マルチタスク・横槍が苦手
- 報連相が苦手
これら5つへの対策はこちらの記事でまとめています。
適職か見極めることも大事
HSPは仕事ができないわけではありません。
誰にでも長所と短所があります。
HSPという名前がついている分わかりやすく目立ってしまいますが、冒頭で述べたようにHSPには例えばこのような長所があります。
- 周囲とうまく協調できる
- 仕事の品質が高い
- 責任感がある
しかし、それでも気になる方は今回紹介した気をつけるべきことを振り返ってみるとともに、いまの仕事が適職かどうかも考えてみましょう。
仕事ができないのではなく自分に適した仕事に就いていないだけかもしれません。
そうであれば環境を変えることも検討しましょう。
HSPと適職の関係は以下の記事で紹介しています。
まとめ
今回はHSPは仕事ができないわけではないという話と、HSPが仕事で気をつけるべきこと、同時に考えるべき適職について紹介しました。
気をつけるべき点に心当たりがあったら、ぜひ参考にしてみましょう。
また、HSPはどうしても自分を責めがちですが、仕事ができないわけではなく環境に合わないだけかもしれません。
その場合は改めて適職を考え、環境を変えることも検討してください、