仕事術

完璧主義で疲れる!仕事で細かい点が気になるHSPのための対策3選

完璧主義で疲れる

こんにちは。としきです。

以下が経歴です。

  • Yahoo! JAPANで8年勤務
  • 職種はWebマーケティングで管理職
  • いまは独立して個人で生活
  • HSP

今回は私と同じHSPの方、特に仕事をされてる方に向けて、「完璧主義で無理してない?」という話をします。

HSPは細かい点に目が行きがちです。

まわりも同じように細かい点に気づくと思っているから、資料を作る時やプレゼンをするときでも一部の隙もないように準備しますよね

ただ、これだと体力が持ちません。

今回はYahoo! JAPAN8年の経験から3つの対策を紹介します。

この記事のサマリー

  • 完成か未完成かではなく、時間で区切ろう
  • テンプレートを作っておこう
  • 完璧主義にならなくていいタスクを決めておこう

対策1:仕事は時間で区切る

仕事は時間で区切る

まず大切なのは

「仕事を終えるタイミングはその仕事が完了したときではない」

ということです。

例えば、ある資料を作成する仕事があるとします。

その仕事を「終わり」にするのはいつでしょう?

「資料が完成したとき」ではありません。

これだと、完璧主義のHSPは永遠に終わらないです。

細かい点や小さな疑問が次々湧いてきて、どんどん修正してしまうからです。

では仕事を終えるタイミングはいつなのか

それは

「制限時間が来たとき」

です。

仕事をする前に必ず、タスクごとに制限時間を作りましょう

自分で完了と思えなくても時間がきたらそこで必ず終わりです。

やり方

  • タスクに制限時間を定める
  • 完了していなくても制限時間に達したら終わり
  • 80点だとしても時間がぜったい

このルールを実践するとき大事なのは以下を徹底することです。

  • 80点だとしても制限時間が来たらこれ以上求めない
  • 制限時間内になるべく高品質に仕上げようという意識を持つ

特に1点目は注意してください。

心配するあまりさらに時間をかけたくなりますが、それはNGです。

HSPにとって足りない20点は大きいですが、他人にとってその20点は大したことないです。

むしろその資料が提出されるかされないかの方が遥かに重要です。

対策2:テンプレートを作っておく

テンプレート化

毎回資料をゼロから作るのはやめましょう。

提案資料、集計表、報告資料など、中身が違ったとしても同じようなものを何度も作ることありますよね。

これを毎回作っていては効率が悪いだけでなく、毎回見た目やデザイン、資料の順番などに気を取られてしまいます

完璧主義のHSPはその都度修正したくなるため、大幅に時間がかかるのです。

なので、共通化できるところはなるべく共通化しテンプレートを作っておきましょう

私もヤフーで働いている時、テンプレートは10種類くらい持っていたと思います。

例えばこういうものですね。

  • 上司への提案資料
  • 案件ごとに実績管理表
  • 部下の昇給申請文章
  • デザイナー、エンジニアに依頼する際の企画書

テンプレートがあれば、考える範囲を限定できるので早く仕事ができます

また、何度も同じテンプレートで提案を受けた上司も私の提案書の流れがわかっているので理解しやすかったはずです。

対策3:完璧主義にならなくていいタスク を決める

完璧でなくていいタスク

完璧でなくていいタスクって意外とあります。

例えば普段作っている資料を思い返してください。

全部本当に完璧にする意味ありますか?

おそらくそんなことありません。

私のまわりでは、本当に完璧にしないといけないのはこれくらいでした。

  1. お客様向けの資料
  2. 1文字間違うと大問題になる資料(対外向けの資料、エンジニアのソースコードなど)
  3. 法律、お金に関わるもの(契約書や部下の昇給申請など)

つまりこれ以外は完璧でなくてよくて、極論ですがさぼってよい資料です。

例えば芸術作品など完璧の定義は難しいものは除きますが、基本的にビジネスで扱うもので完璧じゃないとまずいのってこれくらいではないでしょうか。

改めて普段の業務のなかで完璧でなくていいタスクを洗い出しておくと無意味に時間を使わずに済みます。

まとめ

今回は完璧主義になりがちなHSPがとるべき対策を紹介しました。

そもそも自分の仕事のクオリティを高くしようとする意欲の高いHSPなので、すこし完璧主義をやめるくらいがちょうどいいです。

精神論だけで「完璧主義をやめる」のは難しいので、ぜひ今回の対策を参考にしてみてください。