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【HSPと看護師】向いている点と向いていない点、今後のキャリア紹介

【HSPと看護師】向いている点と向いていない点、今後のキャリア紹介

こんにちは。としきです。

以下が経歴です。

  • Yahoo! JAPANで8年勤務
  • 職種はWebマーケティングで管理職
  • いまは独立して個人で生活
  • HSP
HSPの仕事として看護師ってどうだろう。気質は向いている気がするけど実際どうのかな。

この疑問にお答えします。

今回は「HSPが看護師として働く場合に、向いている理由と向いていない点をお話します。

この記事でわかること

  • HSPに看護師が向いている点
  • HSPに看護師が向いていない点
  • 今後のキャリアについて(選べる4つの手段)

HSPが看護師に向いている点

HSPが看護師に向いている点

HSPの気質には看護師に向いている点と、向いていない点があります。

まずは向いている点を紹介します。

  1. 患者さんの気持ちや要望を汲み取ることができる
  2. 些細な異変にすぐ気づける
  3. ご家族の気持ちにも配慮できる

1つずつ見て行きます。

1.患者さんの気持ちや要望を汲み取ることができる

HSPであれば患者さんの気持ちや要望を汲み取ることができます。

実際に口に出さなくても表情や口調、視線などで本音を察することができます。

医師や看護師に本音を言えない人にとってはHSPの存在は心強いでしょう。

また、患者さんによっては、先生や看護師の説明に対して口では「わかりました」と言っても、ちゃんと理解されていない方もいます。

先生の質問にはわかったって言ってるけど、ちょっと疑問点がありそうだな。

こういったことがわかることは、HSPが看護師に向いている理由の1つです。

2.些細な異変にすぐ気づける

患者さんに起きている些細な変化を見逃さないことも、HSPが看護師に向いている点です。

些細な変化に見えても、実は大きな異常や兆候であることは医療の場ではよくあることです。

患者さんの中には会話ができない方もいますし、会話できたとしても自分で異常に気づけない場合もあります。

こうした時にすぐ気づける看護師は非常に優秀で心強いですし、看護師に向いているHSPの長所と言えます。

3.ご家族の気持ちにも配慮できる

HSPが看護師に向いている3つ目の理由は、患者さんだけでなくご家族の気持ちに配慮できる点です。

病院で不安な気持ちになっているのは患者さんだけでなくご家族もです。

  • ご家族の気持ちを察する
  • ご家族の話を聞いてあげる
  • 疑問を解消しご家族を安心させる

こういったことができる点もHSPが看護師に向いている理由だと言えるでしょう。

HSPが看護師に向いていない点

HSPが看護師に向いていない点

続いてHSPが看護師に向いていない点です。

  1. 勤務時間が長く不規則
  2. 患者さんやご家族に感情移入してしまう
  3. 職場の人間関係に疲れてしまう

この3点を紹介します。

1.勤務時間が長く不規則

看護師は夜勤があったり残業することがあったりと、勤務時間が長く不規則です。

病院全体として24時間患者さんを見ていなければならないですし、命に関わることなので仕事優先で残業しがちになってしまうんですね。

しかし、日々受け取る情報量が他人より多いHSPにとっては休息時間や睡眠時間はとても重要です。

休憩が安定的に取れない点は看護師に向いていない理由の1つです。

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2.患者さんやご家族に感情移入してしまう

苦しい状況の患者さんや、辛い思いをしたご家族に感情移入してしまう看護師さんもいます。

HSPには共感力が高いという特徴があるためです。

仕事柄、

  • 病気や怪我による痛みや苦痛
  • 手術や処置に対する不安
  • 薬の副作用の苦痛

こうしたことに苦しむ患者さんを毎日見ることになります。

また、最悪のケースが訪れればご家族も大きく悲しむでしょう。

このように感情の変化が大きい病院という環境では、感情移入しやすいHSPにとって苦しく感じる場面も多々あります。

3.職場の人間関係に疲れてしまう

看護師の職場の人間関係は複雑です。

看護師の同僚や上司、医師、患者さん、ご家族、出入りの業者など、関わる人が非常に多いです。

緊急度が高い仕事をしているだけに、ときに遠慮ない物言いをされることもあります。

また、現在はパートナーシップナーシング(PNS)という2人1組で看護にあたる病院が多く、

  • 今日のパートナーが誰なのか
  • パートナー以外にも今日のシフトは他に誰がいるのか

など、日々考えてしまうこともあるようです。

HSPには複雑な人間関係が苦手な方が多いので、この点は向いていないと言えるでしょう。

HSP看護師におすすめの4つのキャリア

HSP看護師におすすめの4つのキャリア

HSPが看護師に向いている点と向いていない点を紹介しました。

もしHSPの看護師が今後のキャリアに迷った場合、いくつか選択できる道があるので紹介します。

  1. 看護師として別の職場に転職する
  2. 資格を生かせる看護師以外の仕事を探す
  3. 看護師の経験を生かせる一般企業で働く
  4. HSP気質を生かしてゼロから再スタートする

1つずつ見て行きます。

1.看護師として別の職場に転職する

紹介したようにHSPにとっては看護師のこれらの要素がストレスになります。

  • 激務な点
  • 患者さんやご家族に感情移入してしまうこと
  • 人間関係の複雑さ

これらを解決するような職場に転職することで働くストレスを軽減できる可能性があります。

少人数制だったり、緊急患者が少なかったりするだけで精神的にはかなり楽になるでしょう。

ナースネクストMCナースネットなど、看護師に特化した転職サイトや、バイトルPROなどの高度なスキルをもった専門職向けの転職サイトもあります。

開業医や地域の診療所など少人数の職場も掲載されているので確認してみても良いかもしれません。

2.資格を生かせる看護師以外の仕事を探す

資格を生かして、病院の看護師以外の仕事に挑戦することもできます。

例えば以下です。

  • 脱毛、美容クリニック
  • 看護学校の教員
  • 幼稚園・保育園
  • 地方自治体の健康診断

実際の求人を少し見て見ましょう。

以下の求人はナースエージェントで検索したものです。

例1:脱毛クリニッック

例1:脱毛クリニッック

週休2日の日勤のみで、年末年始や夏季休暇もあって安定していますね。

看護師資格を持っている人は世の中に少ないので、意外と優良求人が残っているかもしれません。

例2:看護学校の教員

例2:看護学校の教員

看護師の経験を生かして誰かに教えるという仕事もあります。

こちらは遅出がありますが、21時で終わります。

年収も600万以上が可能とありますね。

例3:幼稚園・保育園

例3:幼稚園・保育園

幼稚園や保育園で園児の健康管理などを行う仕事もあります。

土日祝休みで残業も月平均10時間であれば安定して働けますね。

例4.地方自治体の健康診断

例4.地方自治体の健康診断

こちらは様々な事業所に出向いて採血などの健康診断を行う仕事です。

日勤で基本は土日祝が休みになります。

このように看護師資格を利用して働ける仕事がたくさんあるので、一度探してみてはいかがでしょうか。

3.看護師の経験を生かせる一般企業で働く

看護師として働いた経験がある人を求めている一般企業は意外と多いです。

例えばこういった企業です。

  • 医療系メディアの運営会社
  • 医療機器メーカー
  • 医療関係の出版社

こちらもいくつか求人を見てみましょう。

一般企業の求人なので、業界最大手のリクナビNEXTから探してみます。

例1:医療系メディアの運営会社

例1:医療系メディアの運営会社

こちらは医師向けの求人メディアを運営している会社です。

医師向けということで内情に詳しい医師や看護師は転職活動時に有利になります。

例2:医療機器メーカー

例2:医療機器メーカー

こちらは医療機器メーカーです。

住宅補助やインセンティブ、賞与も充実しています。

例3:医療関係の出版社

例3:医療関係の出版社

最後は医学書の出版社です。

完全週休二日制で有給や長期休暇もしっかりあり、ワークライフバランスを保ちながら働けそうです。

リクナビNEXT

4.HSP気質を生かしてゼロから再スタートする

最後は看護師の資格や経験は度外視して、ゼロからスタートする方法です。

HSPの気質を生かせる仕事は看護師以外にもあるので、挑戦してみてもよいでしょう。

私もヤフーをやめるときは悩んだんですが、長く働いた経験を手放すのは惜しい気がしますよね。

HSPはリスクを大きく評価しがちですが、実際はなんとかなるものです。

新しい環境で働く自分をイメージしてみて、「楽しそう」、「やってみたい」と思ったら挑戦してもいいかもしれません。

HSPの適職については以下の記事でまとめています。

【HSPの適職の考え方】向いている仕事や仕事選びで気をつけたい点
【完全版】HSPの適職とは/17個の職業と仕事選びの考え方を解説HSPの適職や向いている仕事はなんだろう?どう考えたらいいだろう?この疑問にお答えします。今回はHSPが適職を考える方法、17個の向いている職業、気をつけるべき点を紹介します。今後の仕事に悩んでいるHSPは必見です。...

まとめ

まとめ:【HSPと看護師】向いている点と向いていない点、今後のキャリア紹介

今回はHSPが看護師に向いている点、向いていない点を紹介しました。

以下、まとめです。

HSPが看護師に向いている点

  1. 患者さんの気持ちや要望を汲み取ることができる
  2. 些細な異変にすぐ気づける
  3. ご家族の気持ちにも配慮できる

HSPが看護師に向いていない点

  1. 勤務時間が長く不規則
  2. 患者さんやご家族に感情移入してしまう
  3. 職場の人間関係に疲れてしまう

HSP看護師におすすめの4つのキャリア

  1. 看護師として別の職場に転職する
  2. 資格を生かせる看護師以外の仕事を探す
  3. 看護師の経験を生かせる一般企業で働く
  4. HSP気質を生かしてゼロから再スタートする
【看護師】HSPに向いている点と向いていない点を紹介【体験談】
【看護師】HSPに向いている点と向いていない点を紹介【体験談】こんにちは。としきです。看護師になりたいけど、HSPに向いているのかな。実際に働いた経験がある人のリアルな声が聞きたいな。この悩みにお答えします。今回は実際に看護師として3年勤務されたJUNさんに、HSPに向いている点、向いていない点をお話いただきます。...