こんにちは。としきです。
以下が経歴です。
- Yahoo! JAPANで8年勤務
- 職種はWebマーケティングで管理職
- いまは独立して個人で生活
- HSP
HSPが生きづらい理由は対人関係や音や匂いなど様々です。
でも、これらを突き詰めると「HSPが生きづらい原因は少数派だから」という点につきます。
この記事のサマリー
- HSPが生きづらい根本原因は少数派だから
- 全人類がHSPならこの生きづらさは淘汰される
- でも多様性がなくなるので人類は崩壊
- 対処する方法を身につけましょう(後述)
HSPが生きづらい原因は少数派だから
HSPは人口の20%、5人に1人しかいないです。
生きづらさの要因はいろいろありますが、少数派だからこそ理解されないことが根本の原因だと思っています。
- 80%の人にはその辛さが分からない
- だから配慮されない
今日はここを深掘りします。
HSPが日常生活で苦しむとき
HSPが日常生活で苦しむ主な要因は様々です。
ただ、大きく分けるとこの2つに大別されると思います。
- 相手とのコミュニケーション
- どうしても我慢できない音、匂いなどの環境面
1.相手とのコミュニケーション
相手に言われたことを引きずってしまったり、顔色を気にしてしまったりと、他者とのコミュニケーションでストレスを感じるHSPは多いです。
仕事、家族関係、交友関係などあらゆる人間関係で悩みが尽きません。
2.どうしても我慢できない音、匂いなどの環境面
音や匂いや光が苦手だったり、カフェインに強く反応してしまったりと環境面でストレスを感じる方もいます。
音や匂いなどは一度気になりだすと
- 頭から離れなくなり他のことが手につかなくなる
- 気分が悪くなる
という方もいます。
HSPの悩みの原因は様々ですが概ねコミュニケーションと環境面に分かれると思います。
HSPが多数派だと短期的には解決
こういったことはHSPが多数派だったら「短期的には」概ね解決すると思うんです。
1.相手とのコミュニケーション
HSPが多数派ならコミュニケーションはとても楽です。
お互いに相手が何を考えているかわかるので、本音と建前みたいなものは少なくなっていくでしょう。
そうすれば
- 相手が言っていることを疑う
- 相手の顔色から本音を読み取る
- 相手が考えていることをあれこれ想像する
こういった必要もありません。
また、相手が何を言われたら傷つくかということもお互いわかっているので、相手を不要に傷つける発言も減るでしょう。
2.どうしても我慢できない音、匂いなどの環境面
全人類がHSPなら、HSPが苦手とする音や匂いはとっくに淘汰されているはずです。
車のエンジン音はもっと静かなはずですし、科学的な匂いの製品はなくなっているでしょう。
お客さまがストレスを感じる商品を売り出すわけはありませんから。
ただ、HSPでないとこういったことはストレスにならないです。
なので特に問題視されず、こういった音や匂いが残っているのです。
全人類がHSPならOK?
では全人類がHSPならOKかというと、おそらくそうではないです。
ありきたりな言葉ですが、生物が生き残るには多様性が必要です。
ちょっと話がそれますが、私の本職のマーケティングの世界では
- マーケットイン
- プロダクトアウト
という概念があります。
マーケットイン
- 市場が求めているサービスを作る
プロダクトアウト
- 市場が気付いていない新たな価値を作る
おそらくHSPはマーケットインは超得意です。
相手が求めているものが何かを察する力に長けているからです。
一方でプロダクトアウトは「ぜったいこうだ」という自分の強い意志でサービスを作り出すことです。
おそらくHSPが苦手な領域ではないでしょうか。
そして、近年の大ヒット商品はプロダクトアウトの手法で作られたものが多いです。
代表的な商品はiPhoneですね。
タッチパネル式の携帯なんて当時は市場からは「使いにくい」と言われていました。
マーケットインが得意な日本企業はこの市場の声を鵜呑みにして、スマホ市場に大きく出遅れました。
しかし、iPhoneはいつのまにか市場を独占しています。
このように人類が進化するには、市場や他人がなんと言おうと自分の意思を突き通すことが必要で、これはHSPが好まない(少なくとも私は)手法です。
また、こういった尖った意見を言える様々な個人、つまり多様性が必要で、全人類がHSPだと多様性は失われてしまうのです。
このあたりは後日また深掘りしようと思います。
HSPの生きづらさにどう対応すればいいのか
多様性を受け入れながらも、生きづらさへの対策をしっかり講じることが重要です。
人間関係の生きづらさへの対策はこちらの記事で詳しく紹介しています。
また、音や匂いへの対策はこちらの記事でまとめています。
もし仕事で悩んでいる場合は、今の仕事が適職かどうかも同時に検討しましょう。
まとめ
今回はHSPが生きづらい原因は少数派だからという話でした。
以下、今日のまとめです。
今日のまとめ
- HSPが生きづらい要因は大きく分けると「コミュニケーション」と「環境面」
- これらの生きづらさは全人類がHSPならおそらく解決
- しかし、長期的に見ると多様性がなくなり人類は崩壊
- 多様性を受け入れつつ対策することが重要