anmaこんにちは。としきです。
以下が経歴です。
- Yahoo! JAPANで8年勤務
- 職種はWebマーケティングで管理職
- いまは独立して個人で生活
- HSP
今回は「HSPが家族との関わりで気を付けたいこと」の話です。
家族は共に過ごす時間が最も長い相手です。
仕事の時間を除いても1日の半分以上は家にいて顔を合わせる方が多いはずです。
また、これから先も長い付き合いになります。
家族にはちゃんとHSPについて理解してもらい、一緒に対策を考えてもらうことが必要です。
この記事でわかること
- 家庭での会話で気をつけるべき対策
- 家族と過ごす上での音への対策
- 家族と過ごす上での匂いへの対策
- 家族がHSP、HSCだった場合の対策
HSPが家族との生活を快適にする対策
HSPが家庭生活を快適に過ごすためにどんな対策があるのでしょうか。
今回は
- 家族との会話についての対策
- 音についての対策
- 匂いについての対策
の3点を紹介します。
家族との会話についての対策
家族の会話をどのようなものにするか相談しておきましょう。
特に以下の3点は家族にも気をつけてもらえると会話が楽になります。
- 思っていることは些細なことでも言ってもらう
- 高圧的な態度はやめてもらう
- 言いたいことを言うまで待ってもらう
1.思っていることは些細なことでも言ってもらう
HSPは微妙な変化からも相手が考えていることをあれこれ想像してしまいます。
思っていることはどんなに些細なことでも言ってもらえないと、いろいろ考えて不安になってしまいます。
HSPでない人は細かなことすぎて言うほどではないと思うかもしれませんが、「何かを考えている」ことは、HSPはすぐに察知します。
小さなことでも思っていることは言ってもらうようにしましょう。
2.高圧的な態度はやめてもらう
高圧的な態度はそもそも苦手ですので、なるべく避けてもらえるといいでしょう。
例えば、すれ違いや言い争いになってお互いイライラしているとどうしても口調が高圧的になりがちです。
そのときは一度時間を置くなどして落ち着いてから話すと、相手の口調も和らいで会話しやすくなります。
3.言いたいことを言うまで待ってもらう
HSPは相手の意見をよく理解した上で発言したいので、矢継ぎ早に言葉を浴びせられるのが苦手です。
一つのことを深く考えているときに新しい情報を受け取って混乱することがあるためです。
そのため、こちらが何かを言うまで次の発言を待ってもらうとしっかり意見を言うことができます。
音についての対策
HSPは特定の音が耐えられないほど嫌いなことが多いです。
もちろんそうでない人もいますし、嫌いであっても程度にはばらつきがあります。
もし音が苦手な場合は、2通りに分けて考えておきましょう。
- 家の中での対策
- 家の外での対策
1.家の中での対策
もし家の中で鳴る特定の音が嫌いなら、家族に伝えて一緒に対策しましょう。
HSPは他人が気にならないような小さな音でも大きな苦痛を感じることがあります。
嫌いな音ごとに対策が違うので、嫌いな音とそれぞれの対策を書き出してみましょう。
これを家族と共有しておくと家の中から徐々に嫌いな音が減っていきます。
以下は私の例です。
嫌いな音 | 対策 |
歯磨きの音 | 歯磨きは聞こえない場所でしてもらう |
ビニール袋の擦れ合う音 | 買い物のときは買い物袋を持参してビニール袋を家におかない |
冷蔵庫の音 | 買い替え時に静かな冷蔵庫にする |
2.家の外での対策
家の外の音が苦手な場合どうするかも考えておきましょう。
- 人混みの喧騒
- 車やバイクの音
- 混雑した場所や店内
これらは家の中と違い、自分でコントロールできません。
すべてを完全に避けるのは不可能です。
重要なのは、「こういう環境にいるとストレスがかかる」と家族に理解してもらうことです。
家の中と同様、苦手な音は家族に共有しておきましょう。
万が一に備えてイヤホンや耳栓を持ち歩くことも有効です。
匂いについての対策
同様に匂いに敏感なHSPも多いです。
こちらも家の中の何かの匂いが耐えられないなら家族と相談しながら対策しましょう。
洗剤や石鹸など、場合によっては家族はいい香りだと感じている場合があるので、事前に伝えておかないとどんどん居心地の悪い家になってしまいます。
以下を実践してみましょう。
- 嫌いな匂いの系統を家族に伝える
- 無香料のものを使う
- 香りがあるものを購入するときは一緒に選ぶ
家族がHSP、子供がHSCだったら
では、家族がHSPだったり、子供がHSCだったらどうしたらよいでしょうか。
家族にHSPがいた場合、今回紹介した対策をぜひ一緒に考えてあげてください。
HSPは自分から相談しないことも考えられるので、家族から歩み寄ることが必要な場合もあります。
また、子供がHSCの場合も同様に家族のサポートが必要です。
HSCとはHighly Sensitive Childのことで、HSPと同様の特徴を持つ、敏感で感受性豊かな子供のことです。
まずは、HSPとHSCについて理解してあげてください。
HSCは未成年ならではのこういった辛さも抱えています。
- まわりと同じでなければならない辛さ
- まわりにわかってもらえない辛さ
学校などにおいては周囲と同じであることは非常に重要で、違うというだけで仲間外れにされたり、時にはいじめの対象にもなり得ます。
HSCは人口の20%と少数派で、そもそもの気質が周囲と違います。
感情を素直に表現しない傾向にあるため、同級生と一緒にはしゃいだりできないこともあり、グループに溶け込みづらいこともあります。
また、先生など周囲の大人もHSPは20%しかおらず、HSCの悩みは理解されないことが多いです。
背景や本人の気持ちを汲まずに短絡的に
内気、内向的、消極的、非協力的
と評価されてしまうことがあり、本人にとっては苦痛にもなり得ます。
この記事には対策もまとめてあるので、HSCを理解し、一緒に対策をこうじてあげてください。
まとめ
今回はHSPが家族との関係を円満にするコツ、家族がHSPやHSCだったときの対策について話してきました。
一緒にいる時間も期間も一番長い相手が家族です。
HSP、HSCのことをよく理解してもらうことが重要です。
まずはHSP、HSCであることを家族に伝えることから始めましょう。