こんにちは。としきです。
以下が経歴です。
- Yahoo! JAPANで8年勤務
- 職種はWebマーケティングで管理職
- いまは独立して個人で生活
- HSP
この疑問にお答えします。
今回は「HSPの適職のひとつ保育士について、HSPに向いている理由と気を付けたい点」をお話します。
この記事でわかること
- HSPに保育士が向いている理由
- 保育士になる時に気をつけたい点(人間関係と環境)
- 保育士の年収
- 保育士になる方法
- 保育士の転職方法
HSPに保育士が適職な3つの理由
HSPの気質は保育士の仕事内容に非常にマッチしています。
主な理由はこちらです。
- 表情、仕草から感情を察することができる
- 先回りして対応できる
- 親の希望や考えも理解できる
まずここを説明します。
1.表情、仕草から感情を察することができる
HSPは他人の感情を察する能力に長けています。
これは保育士が日々向き合う小さなお子さんに対しても同様です。
まだ言葉が話せないお子さんや、話し言葉が拙いお子さんであっても、
- 表情・目線
- 仕草・動き
- 声色・声量
これらから情報を解析して、お子さんの気持ちや考えを理解することができます。
HSPの中には動物の意思もわかる人がいるとも言われています。
この「他者の気持ちがよくわかる」という点は、HSPが保育士に向いている理由の1つです。
2.先回りして対応できる
お子さんの気持ちがわかるからこそ、先回りして対応ができます。
- いま何をしてほしいのか
- 何が不快なのか
- 何を気にしているのか
こういったことを即座に把握し、お子さんがぐずる前に対応できます。
また、HSPは同時に様々なことを考えます。
そのため1人のお子さんだけでなく、園内の多くのお子さんの気持ちを同時に把握し対応することができるでしょう。
これはHSPが疲労してしまう要因でもあるのですが、同時に長所でもあります。
後ほど紹介しますが、保育士は忙しい仕事です。
HSPの長所を生かすためにはなるべく疲労を溜め込まないように工夫することが必要です。
3.親の希望や考えも理解できる
お子さんだけでなく、親御さんの考えを把握できることも保育士に向いている理由の1つです。
保育士の仕事をしていると、お子さんとの関係以上に親御さんとの関係が重要なときもあります。
親御さんの希望や本音を理解できることはHSPが保育士に向いている理由の1つです。
ただし、次章で説明するとおりこの人間関係はHSPが保育士として働く上で疲れてしまう要因にもなりますので、しっかり対策しましょう。
HSPが保育士になるなら気をつけたい点
HSPの気質そのものは保育士の仕事内容に向いているのですが、もし保育士になる場合は気をつけたい点があります。
こちらの2点です。
- 激務な環境
- 人間関係の気疲れ
1.激務な環境
先ほどお伝えしたとおり保育士は忙しく、環境によっては激務になり得ます。
ただ園児たちを見ていればいいわけでは全くなく、
- おたよりなどの書類作成
- お誕生日会や運動会などのイベント準備
- 保育日誌の作成
など、業務内容は多岐に渡ります。
特に人数が足りていない保育園などでは、
- 事務処理
- 電話対応
- 雑用
など、保育士の範疇を超えていると思われる業務までこなさなければならないこともあります。
こういった背景から、勤務先によっては残業が多く労働時間が長くなることがあります。
2.人間関係の気疲れ
保育士は子供たちだけでなく、親御さんや同僚など様々な人たちと付き合わなくてはなりません。
昨今はモンスターペアレントと言われるような親御さんも少なくありません。
自分の子供のことなので真剣になるのも最もなのですが、何か問題が起きたり考えに沿わないことがあったりすると、矛先が保育士さんに向くこともあるので覚悟しておいた方がいいかもしれません。
また、閉鎖された職場だからこそ、
- 噂話が絶えない
- 嫉妬される
- 比較される
こうしたことが起きがちです。
人間関係は努力でなんとかなる場合と、環境を変えるしかない場合があります。
保育士の転職については後ほど紹介します。
保育士の給料
ここで、保育士の年収を見てみます。
マイナビ保育士の「保育士さんのお給料『年代別月収・年収アンケート』」によると平均年収はこのようになっています。
全年代平均:296万円
20代:273万円
30代:275万円
40代:331万円
マイナビ保育士によるとこの調査は
全国の20代~40代までの現役保育士さんを対象に、「年収の実態に関するアンケート調査」を実施
とのことです。
20〜30代は大きく変わらず、40代で大きく上がっています。
職場や年齢、スキルによって差はあるものの、だいたい300万円前後と思っておけばよさそうです。
保育士になるには
保育士になるには資格を取る必要があります。
厳密に言えば「保育補助」といって資格なしで保育士のサポートのような仕事をすることもできるのですが、あくまで補助的な役割です。
一般的にイメージされる「保育士」として働く場合は、資格は必須と思った方がよいでしょう。
保育士資格を取るには以下の2通りの方法があります。
- 養成学校を卒業する
- 保育士試験を受験する
養成学校とは厚生労働省が指定する特定の大学、短大、専門学校のことです。
高校卒業後にこの養成学校に入学し、過程を修了することで保育士資格を得ることができます。
一方、養成学校を卒業せずとも実務経験などの条件を満たせば、保育士試験を受験することで保育士資格を取得できます。
保育士の転職
保育士に転職する場合は、マイナビ保育のような保育士専門の転職サイトもありますし、リクナビNEXTやdodaのような総合転職サイトにも求人情報は載っています。
先ほど説明したとおり、HSPが保育士になるなら職場環境は必ず吟味するべきです。
専門サイトであれば求人数も十分で優良な求人を探すことができます。
まとめ
今回はHSPの適職のひとつ保育士について、HSPに向いている理由と気を付けたい点などを紹介しました。
以下、今回のまとめです。
HSPに向いている理由
- 表情、仕草から感情を察することができる
- 先回りして対応できる
- 親の希望や考えも理解できる
気を付けたい点
- 激務な環境
- 人間関係の気疲れ
保育士の給料
- 全年代平均:296万円
- 20代:273万円
- 30代:275万円
- 40代:331万円
保育士になる方法
- 養成学校を卒業する
- 保育士試験を受験する
保育士の転職
- マイナビ保育のような転職サイトを活用