こんにちは。としきです。
以下が経歴です。
- Yahoo! JAPANで8年勤務
- 職種はWebマーケティングで管理職
- いまは独立して個人で生活
- HSP
私もこれまで様々な仕事を経験しました。
その経験をもとに今回は「HSPの適職の考え方と14個の適職」を紹介します。
この記事でわかること
- HSPの適職の考え方
- HSPが仕事する上で気をつけるべき点
- HSPの長所
- HSPに向いている仕事の例
- HSPが働く上での雇用形態
HSPの適職とは| 仕事選びの手順
今回はHSPの適職の考え方を紹介します。
以下の進め方で考えることがおすすめです。
今回はこのステップに則って深掘りします。
HSPが仕事する上で気をつけるべき点を理解する
まず、HSPとしての自分を理解しましょう。
自分自身の本質的な部分だからこそ、はじめにここを理解することが重要です。
HSPが仕事をする上で理解しておくべき点は以下は次の3点です。
- HSPの気質・特徴
- HSPは仕事に疲れやすいという傾向
- 仕事が遅くなりやすいという傾向
1つずつ紹介します。
1.HSPの気質・特徴
まずHSPとは何かを理解しましょう。
HSPは「Highly Sensitive Person」の略で、「敏感すぎる人」、「繊細すぎる人」という意味です。
周囲の環境や他人との関わり方で敏感、繊細と思う場面があるならHSPかもしれません。
HSPは病気ではなく生まれ持った気質で、人口の20%(5人に1人)がHSPだと言われています。
HSPには「DOES」と呼ばれる4つの大きな特徴があります。
- D(Depth of processing):情報処理能力が高い
- O(Overstimulated:過剰に刺激を受ける
- E(Emotional intensity):感性豊かで共感性が高い
- S(Sensory sensitivity):感覚が鋭い
これら4つの特徴に当てはまればHSPである可能性が高いです。
2.HSPは仕事に疲れやすい
HSPが何かわかったところで、HSPとして仕事をする上で気をつけておきたいことを理解しましょう。
まず、HSPは仕事で疲れやすい傾向にあります。
疲れやすい理由は以下です。
仕事で疲れやすい理由
- 同僚の顔色を気にしてしまうから
- 嫌いな人にもつい合わせてしまうから
- 完璧主義だから
- やりたくなくてもつい頑張ってしまうから
HSPで仕事をされている方であれば当てはまるものがあるのではないでしょうか?
以下の記事で疲れやすい理由の詳細と、対策を紹介しています。
3.HSPは仕事が遅くなりがち
HSPはその敏感さ、繊細さから仕事が遅くなりがちです。
理由は以下です。
仕事が遅くなりがちな理由
- 完璧主義すぎる
- メールなどの文章を書き換えまくってしまう
- 着手が遅くなりがち
- マルチタスク・横槍が苦手
- 報連相が苦手
自分が仕事が遅くなる傾向にあることは知っておきましょう。
すぐできる対策はこちらで紹介しています。
HSPの長所を考える
次にHSPが仕事に生かせる長所を理解しましょう。
仕事に生かせる長所の例
- 人の感情や気持ちを察することが得意
- ひとりで作業すると突き詰めることができる
- 正確で繊細な作業が得意
- 芸術性や感性が豊か
これらは人によって程度に差があります。
先ほど紹介した気をつけたい点を踏まえつつ、この長所を生かせる仕事を見つけることが重要です。
この長所のなかで自分はどの部分が強いのか、どこを生かしたいのかを考えておきましょう。
HSPの長所を生かせる仕事をイメージする
次に、紹介した長所を生かせる仕事を見ていきましょう。
例えばこういったものが挙げられます。
1つずつ紹介します。
1.プログラマー
1つ目はプログラマーです。
今後も世の中からの需要は上がり続けるので、しっかり勉強すれば安定して高収入を維持できます。
HSPにプログラマーが向いている理由
- ひとりで黙々と作業できるから
- 正確な作業が求められるから
- 自分の好きな環境で働けるから
プログラマーになるには
- 参考書で勉強する
- Webサイトを活用する
- オンラインスクールで勉強する
詳しくはこちらにまとめていますので、参考にしてください。
2.WEBライター
2つ目はWebライターです。
プログラマーより早く転職するならWEBライターがおすすめですね。
企業や個人から案件を受ける際も、自分が興味ある分野だとさらに才能を発揮できるでしょう。
HSPにWEBライターが向いている理由
- HSPなら正確に事前準備ができるから
- 感情に訴えかける文章が書けるから
- 1人でじっくり構想をアウトプットできるから
WEBライターになるには
- 書籍を読み込む
- その後は案件をこなしながら経験を積む
おすすめの書籍や給料面などはこちらにまとめています。
3.WEBデザイナー
こちらも今後も安定した需要がある仕事です。
イラストや写真加工、デザインだけにとどまらず、ホームページ作成などをすることもあります。
HSPにWEBデザイナーが向いている理由
- デザイン業務に感性が生かせるから
- 依頼者の意図を読み取ることができるから
- 相手の期待に応えようとするから
気をつけたいこと
- 依頼者都合なので勤務時間が不規則
- スキルを身につけるために勉強が必要
詳細や勉強方法はこちらの記事にまとめてあります。
4.Webマーケティング
業務内容が多岐に渡るためなかなかイメージしづらいかもしれませんが、WebマーケティングはHSPに向いています。
HSPにWebマーケティングが向いている理由
- 正確な計算が必要な仕事だから
- 緻密な事前準備が必要な仕事だから
- 感情が数値で判断できる仕事だから
Webマーケターになるには
- 未経験からWebマーケターに挑戦する
- まず副業としてブロガーなどに挑戦する
- 勉強のためWebマーケターのスクールに通う
年収や仕事内容などはこちらにまとめています。
5.動画編集者
5Gの普及に伴い今後さらに需要が拡大すると思われる動画編集者もHSPにおすすめです。
HSPに動画編集者が向いている理由
- 音や構図、色味など繊細な感性が必要な仕事だから
- 関わる人数が最小限だから
- 完璧主義が生きる仕事だから
動画編集者になるには
- 書籍で勉強する
- YouTubeで勉強する
- オンラインスクールで勉強する
動画編集者の給料や勉強方法の詳細はこちらにまとめてあります。
6.ブロガー
いまだ根強い人気を持つブロガーもHSPにおすすめです。
これまで紹介してきた仕事と違いすぐにお金が発生するわけではありませんが、こつこつ続けていけばいずれ大きな収入を見込めるかもしれません。
HSPにブロガーが向いている理由
- 一人で作業できるから
- 自分が働きやすい環境で仕事ができるから
- 計画性と緻密な準備が求められるから
ブロガーになるにはまずブログを開設する必要があります。
アメブロや楽天ブログのような無料ブログでもいいですが、収益化を目指すならWordPressがおすすめです。
ブログの開設方法や詳細はこちらにまとめています。
7.トラック運転手
HSPには天職だという人もいるトラック運転手です。
私の父もトラック運転手だったのでよくわかりますが、仕事内容はHSPに適しています。
HSPにトラック運転手が向いている理由
- 1人の時間が9割ほどだから
- 休憩や時間配分などの自由度が高いから
- 安全運転できるから
- いろいろな場所に行けるから(外向型(HSS)向け)
気をつけたい点
- 体力仕事
- 長時間勤務
- 不規則な勤務時間
年収は会社や扱う荷物によって変動があります。
こちらに詳細をまとめています。
8.事務職
データ入力や書類の作成、資料整理などを行ういわゆる事務職もHSPに向いている仕事の1つです。
HSPに事務職が向いている理由
- 関係者が限られるから
- 定型業務が多いから
- 正確な作業が求められるから
職場選びで気をつけたいこと
- 電話応対と来客対応があるか
- 業務の範囲がどれだけ広いか
以下の記事で年収やおすすめの転職サイトもまとめています。
9.美容師
感性やセンスを生かす仕事として美容師も向いています。
やはり気をつけたい点もあるので紹介します。
HSPに美容師が向いている理由
- センスや感性が求められるから
- お客さんの求めていることがわかるから
- お客さんの笑顔、幸せのために働けるから
- 施術中はお客さんとしか話さないから
気をつけたい点
- 店長や幹部、本社勤務になると関係者が増える
- 苦手なタイプのお客さんとも関わる
- 勤務時間に加え練習時間も必要なため自由時間が少ない
年収や美容師になる方法、詳細はこちらで紹介しています。
10.看護師
次は看護師です。
患者さんやご家族など、辛い立場にいる方に寄り添う仕事はHSPの気質にあっています。
仕事内容は向いていますが、職場環境や勤務時間など気をつけたい点もあるので紹介します。
HSPに看護師が向いている点
- 患者さんの気持ちや要望を汲み取ることができる
- 些細な異変にすぐ気づける
- ご家族の気持ちにも配慮できる
気をつけたい点
- 勤務時間が長く不規則
- 患者さんやご家族に感情移入してしまう
- 職場の人間関係に疲れてしまう
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
11.介護士
こちらも利用者さんの求めていることを的確に把握できるのはHSPならではの利点です。
気をつけたい点も紹介します。
HSPに介護士が向いている点
- 利用者さんの求めていることがわかる
- 相手のためと思えばモチベーションが湧く
- 利用者さんが自覚していない変化にも気付ける
気をつけたい点
- 仕事で関わる人が多い
- イレギュラーな対応が多い
- 激務で体力勝負
詳細はこちらにまとめてあります。
12.保育士
続いては保育士です。
まだ話ができなかったり、きちんと言葉で考えを伝えられないお子さんの気持ちも察することができるので、この点はHSPの気質を生かすことができます。
HSPに保育士が向いている点
表情、仕草から感情を察することができる
先回りして対応できる
親の希望や考えも理解できる
気をつけたい点
子供をみる以外の仕事もあり激務
同僚や親御さんなど人間関係の気疲れ
年収や詳細などはこちらにまとめています。
13.整体師
私がお客さんとして整体に通った経験から、HSPに整体師は向いている感じました。
記事にもまとめていますが、そう思った理由はこちらです。
HSPが整体師に向いていると思った実体験
- 電話口の声だけで私とわかってくれた(半年ぶりの電話)
- HSPの私が話しやすいくらい引き出してくれる
- 表情で強弱や施術する箇所を判断してくれる
整体師になる方法などもこちらにまとめています。
また、実際に整体師として働かれた方にお話を伺った記事もあります。
14.音声配信者
近年急激に市場が拡大している音声配信者もHSPにおすすめです。
まだ大きな収益にはならないかもしれませんが、IT系の市場調査を手がけるデジタルインファクトはこういった調査結果を発表しています。
デジタル音声広告の市場規模は2020年に16億円、2025年には420億円に
興味があれば今のうちに参入しておくのがおすすめです。
HSPに音声配信者が向いている理由
- 音声だけなので身元が特定されない
- 好きなことを配信できる
- SNSやYouTubeに比べアンチや誹謗中傷が少ない
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
15.ヨガインストラクター
HSPはヨガインストラクターに向いているという意見もあります。
別の記事で詳しくまとめていますが、理由はこちらです。
HSPがヨガインストラクターに向いている理由
- HSPの特徴を活かせる
- 自分自身がヨガを体感して、リラックスできる
- 自己肯定感が上がり、自信がつく
実際にヨガインストラクターとして3年働かれたゆかりさんにお話を伺った記事がありますので、詳細はこちらをご覧ください。
16.空港のグランドスタッフ
空港の地上業務を担当するグランドスタッフもHSPにおすすめです。
理由はこちらです。
HSPがグランドスタッフに向いている理
- 正確性を求められるから
- 敏感で物事を深く考えられるから
- 共感力が高いから
実際に日系航空会社の国際線グランドスタッフとして働かれたもかさんにお話を伺った記事がありますので、詳細はこちらをご覧ください。
17.ネイリスト
ネイリストもHSPに向いている仕事です。
主な理由は以下の3つです。
- 相手の求めていることがなんとなく分かるから
- 感受性・共感力に長けているから
- 努力家で、物事を深く考え追及することができるから
実際にネイリストとして働いた経験がある方にお話を聞いた記事もあります。
希望する雇用形態を考える
仕事のイメージがついたら雇用形態も考えてみましょう。
以下の3つを紹介します。
- 正社員
- 派遣社員
- フリーランス
1.正社員
高い給料で長期的に仕事をするなら正社員がおすすめです。
メリットとデメリットを紹介します。
メリット
- 給料が高め
- 安定して長期間働ける
- 社内制度や福利厚生が充実している
- 社会的な信用がある
デメリット
- 責任が重い
- 残業や休日出勤がある
- 転勤の可能性がある
おすすめの転職情報サイトはこちらです。
正社員としての転職のステップはこちらで紹介しています。
2.派遣社員
給料や社会的な信用よりも気楽に働くことが重要という人は派遣社員がおすすめです。
メリット
- 責任が軽い
- 作業がルーティン化していて関わる相手も最小限
- 残業が少なく休みやすい
- 辞めやすい
デメリット
- 社会的信用が低い
- 昇給などがしづらく給与が少ない
- 長期の雇用には不向き
おすすめの派遣情報サイトはこちらです。
HSPが派遣社員として働くメリットやデメリットはこちらの記事で詳しく解説しています。
3.フリーランス
最後はフリーランスです。
自分のペースで好きな仕事がしたい方におすすめです。
メリット
- コミュニケーションが最小限
- 自分のペースで仕事ができる
- 好きな場所で働ける
- 成功すれば収入は上限なし
デメリット
- 収入がゼロの可能性もある
- モチベーション維持が大変
- 社会的信用が低い
HSPにフリーランス転向がおすすめな理由はこちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回はHSPの適職の考え方を紹介しました。
もし今の仕事に悩んでいる、将来に迷っている方は参考にしてください。